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概要編集

沖縄県宮古島の伝承、或いは都市伝説で語られる山羊の妖怪。ピンザマジムン(山羊マジムン)、片足ピンサ、カタパグピンザとも。


ちなみに“ピンサ”とは宮古島の方言で山羊という意味で、地元では「ガングリ・ユマタ 片足ピンザの話」の話として有名であるらしい。


なお、マユタとは四辻(四つ角)、ガングリ(あるいはカングル)とはその近くに棺桶屋が有り、「ガングリ・ガングリ」という音を出しながらどこからともなく現れるからとか、歩く姿が「ガングリ・ガングリ」だからとか諸説ある模様。


その名の通り一本足(あるいは2本だけ欠けた3本足という説もある)の山羊の幽霊で、この妖怪に頭の上を跨がれると魂を抜かれ死んでしまうという話や呪われてしまう、いきなり後ろから抱き付いてきたり、車道に飛び出して驚かすといった悪戯を行うともいわれている。


その誕生にも諸説あり、大きく分けると「食用の山羊が足を切られた際に脱走して、化け物と化し、復讐のために人間を襲う様になった」。「小さい頃から人を見ると飛び越えるのが大好きな元気な山羊が着地に失敗して足を骨折、それ以来、人間の頭上を飛び越えるようになった」と言われている。


代表的な話として、とある交差点近くで飼われていた人を見ると飛び越えるのが好きな山羊が着地に失敗して足をねんざして3本足でしか歩けなくなり、それ以来、真夜中にこの交差点を通ろうとすると何処からともなく現れて頭上を飛び越え、飛び越えられた子供はを抜かれて死んでしまうと噂されるようになった。


小学生たちが数人で夜中に親に内緒で遊んでいると、何処からともなく山羊の鳴き声が聞こえてきたので振り向くと、この妖怪が物凄い速さで追いかけてきて1人を除いて魂を退かれて死んでしまったという話が伝わっているという。


なお、子供部屋のボギーとしての側面もあるようで、これらの話は子供たちが夜遊びをしない様に作られた話ではないかと言われている


また、この妖怪と関係が有るのかどうかは不明だが、沖縄県の山間地方では野原で山羊の臭いがする時は山羊の幽霊がいると言われていたという。


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