七つの宝石
わずか七度の邂逅で
君は鮮烈な印象を
僕に残した。
そのひとつひとつが
大切な思い出だ。
無邪気に、懸命に
春を駆け、秋に輝き
そして冬が来ると
去って行った君を
僕は忘れない。
≪「名馬の肖像」2018年秋華賞≫
生涯
1993年4月13日生まれ、父ファビュラスダンサー、母メルカル(母父カルドゥン)。通算7戦4勝。
1996年デビューから3連勝でNZLT4歳Sを制し重賞初制覇、第1回NHKマイルカップで超ハイペースを追走してしまい折り合いを欠き失速14着。
第1回秋華賞では追走してしまう癖を縦列調教で克服し折り合い、ハイペースをものともせずレコードタイムでGⅠ初制覇。秋華賞の初代女王に輝いた。
ジャパンカップでエリシオやペンタイアやシングスピールなど外国の強豪がいた中、日本の4歳(現3歳)馬として史上初の連対を果たした。有馬記念は故障で10着後に引退。
エアグルーヴを抑え同年の最優秀4歳牝馬に輝いた。
なお、現役時代はとても黒かったので黒鹿毛馬もしくは青鹿毛馬と勘違いされがちだが、れっきとした芦毛馬である。