「いつか私もお金持ちになったら あの飛行船に乗れるかなぁ」
CV:三浦千幸
概要
グリシャ・イェーガーの回想の中で登場。
このフェイの身に起きた事件が、兄・グリシャの運命を大きく動かすこととなった。
作中の行動
マーレ国内のエルディア人収容区で暮らしていた8歳の時、飛行船を見るために兄と共に無断で収容区の外に出る。
マーレ当局の男2人に見つかってしまい、片方の男にグリシャが制裁を受ける傍で、もう一人の男に「先に帰ろうね」と言われ、手を引かれて去っていった。
しかし、グリシャが帰宅した時には家にはおらず、翌日川の傍で遺体で発見される。
フェイを連れていった男=グロスは関与を否定したが、グリシャはそれが嘘だと確信。マーレ政府に対する「目眩がするほどの憎しみ」を抱えることとなった。
そして数年後、グリシャを「エルディア復権派」に勧誘しに来たグライスによって、唐突に真相が語られる。
グロスの言葉はやはり嘘であり、彼こそがフェイ殺害の犯人であった。
更にその後、グリシャの前に再び現れたグロスはフェイ殺害をあっさり肯定。「教育」のために息子たちの犬にフェイを食わせたのだと明かした。
そのグロスは直後、「フクロウ」ことクルーガーに裏切られ、自身が巨人化させた復権派の幹部によって生きたまま食い殺される。
奇しくもその姿は、かつて自身が犬に食い殺させたフェイの姿に酷似していた。
グリシャにとっては「これ以上ない復讐が果たされた」が、あまりにも多くのものを失った彼は、もはや自身の原動力たる憎しみの感情さえ捨てようとしていた。
それでもクルーガーに叱咤され、自身が妹を連れ出したことで始まった「物語」を進める決意をする。