概要
バハルス帝国に存在する『帝国魔法学院』の魔法科の生徒にして、生徒会長を務める少女。大貴族の令嬢でもある。
人物像
既に退学しているアルシェからの「(ジエットに)ほんの少しの慈悲で良いから、ちょっとだけ目をかけてやってほしい」という頼みを聞き入れ、ランゴバルトの嫌がらせからジエットを助けるなど義理堅い性格。
そのお陰で、ジエットやジエットの幼馴染みだというだけでランゴバルトに絡まれる事の多いネメルは、何とか耐え抜いて学院生活を送れている。
その一方で大貴族の一員に相応しい貫禄と頭脳も持ち合わせており、フールーダが魔法学院に転入した時は早々に昼食に誘い、親交を深めようと画策した。
また、ジエットがフールーダの目的(試験におけるチーム編成でジエットと同じチームになるため)を話した際は最初は一刀両断、しかしジエットの話が真実味を帯びていると判断すると、その相談に乗って情報を収集した。
ただし公平や対等に拘りがある様で、アルシェと己の力量差を自覚して二つ名を変えたり(詳細は後述)、ジエットが相談した際は「これ以降の会話は自分の有利な様に話をもっていくから注意するように」と忠告した上で、相談に乗っている。
容姿
関連する記述が無いため、不明。
強さ
学院でも三指に入る実力の持ち主で、“秀才”の二つ名で呼ばれている。
本当は「天才」とも呼ばれていたのだが、「真に天才と呼ばれるに相応しい女性を知っている以上、私の能力は才能ではなく努力し、その努力が報われる程度の才能を持っているにしか過ぎない」と言ったがために現在の二つ名に落ち着いている。
作中の動向
作中では、ジエットとネメルがランゴバルトからの嫌がらせを受けている最中に登場。
ジエットが「ランゴバルトに虐められている」と告発したため、ランゴバルトから事情を訊こうとする一方で、ジエットとネメルに対しては「今度話を聞くから先に帰れ」と助け船を出した。
しかし、ジエットからフールーダが帝国魔法学院に入学した目的を聞き、優しい先輩ではなく貴族としてジエットと対峙し、彼にアインズ・ウール・ゴウン辺境侯の事を伝えた。