CV:梶裕貴
概要
真・女神転生Ⅳ
本作の主人公。
東のミカド国の辺境の村・キチジョージに暮らすカジュアリティーズの少年。
前髪を切り揃え、ポニーテールに結った長い黒髪がトレードマーク。結構な美形で、東京でも「イケメン」と好評。サムライ制服姿では白いスカーフを着用している。
男女問わず18歳を迎えた若者が参加を義務付けられている行事「ガントレットの儀」において、悪魔召喚プログラムが内蔵されたガントレットを起動させたことで、同期のワルター、イザボー、ヨナタン、ナバールと共に、国家鎮護を旨とする戦闘部隊・サムライ衆に抜擢される。
サムライとなって以降、成り行きのまま国を脅かす悪魔との戦いに身を投じるが、やがて故郷の壊滅と親友との死別、「黒きサムライ」と呼ばれる謎の人物との邂逅を経て、地下世界東京へと足を踏み入れ、自らの進むべき道を模索する事となる。
25年前の東京で彼に似たような少年がいたらしいが・・・?
「フリン」という名前はデフォルトネームであり、最初に名乗りを求められるシーンで自由に変更できる(ただしそれ以降はゲームクリアまで変更不可となる)。
真・女神転生ⅣFINAL
前作のニュートラルルート終盤からの分岐シナリオである本作にも引き続き登場。「フリン」の名も正式な名前として採用された。
一人称は「僕」で、先輩サムライから「珍しいくらい無口」とまで言われた前作とは打って変わってよく喋るようになり、折り目正しくも救世主と呼ばれるだけの確かなカリスマを滲ませる熱い男としての存在感が強調されている。
阿修羅会やガイア教のどちらにも与せず、東京の民を守るべく悪魔や天使と戦い続けた姿を讃えて「希望の星」「救世主(メシア)」と呼ばれ、人々の尊敬を集めている。
神の戦車メルカバー、悪魔王ルシファー両陣営との最終決戦を間近に控える中、ナナシとアサヒがオーディンの口車に乗せられてクリシュナの封印を解いてしまったため、マサカド公への「希望の大魂」の奉納を目前にして、クリシュナ率いる多神連合に誘拐されてしまい、彼が「神殺し」になる可能性を恐れる天使・悪魔両陣営の人間同士による代理戦争状態へと事態は加速してゆく。
終盤以降にパートナーとして加入し、ナナシとの必殺コンビネーション「メシアバースト」が解放される。また、条件を満たしていれば悪魔会話「ファンド(いわゆるカツアゲ)」で「まだあるんじゃないか?」「それだけかい?」とか言いながら追加資金を巻き上げてくれる。
関連イラスト
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カロン:バトルで全滅した時に会う三途の川の渡し守。「死人が多すぎて手が回らない」という理由でマッカと引き換えに現世に戻してくれる。お世話になったプレイヤーは多いはず。
正体(ネタバレ注意!!!)
この先から強力なネタバレの反応あり。
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>はい
いいえ
「僕は…自分の命に替えてでも、守りたいものが沢山ある」
その正体は、25年前に東京の悪魔討伐隊に所属し、ツギハギやアキラ少年と共に戦っていた、とある青年の転生体。
世界中で同時多発的に核ミサイルが発射された一大事変「神の御業戦争」に際し、その脅威から東京を守るべく、銀座四丁目交差点にて自らが討伐したマサカド公を「マサカドの太刀」を媒介に自らの首を刎ねて命を捧げる事で召喚し、合体する事で公の肉体を岩盤に変え、東京への着弾を防いだ。
合体の儀により命を落とした彼は、岩盤の上で天使が繭に乗せて運び去った「穢れなき子供たち」が築いた東のミカド国において、カジュアリティーズの少年・フリンとして転生。
そして、ちょうど前世の彼が命を投げ打った時と同じ18歳を迎えた折に、サムライとして再び戦う力を得て、運命に導かれるように魂の故郷とも呼べる東京へと赴き、東京・東のミカド国の双方を神と悪魔の脅威から救う救世主として再び活躍する事となったのである。
漫画版
真・女神転生Ⅳには2種類のスピンオフ漫画が存在するが、「カジュアリティーズ出身のサムライ」としてフリンはどちらにも登場せず、どちらも人外の者としての登場であり、原作とはかなりポジションが異なる。
真・女神転生Ⅳ-Prayers-
幼少期からヨナタンの夢に現れる白いサムライ。無限発電炉ヤマトに酷似した紋章が描かれた布で顔を覆っている。
ヨナタンを導くように現れ、物語終盤に素顔を顕にして「フリン」を名乗り、自身を「ヨナタンを導く使命を帯びる者」と説いた。
真・女神転生Ⅳ DEMONIC GENE
度々ワルターの前に現れる謎の存在。素顔が闇に覆われた不気味な風貌をしている。
混沌に満ちた世界の創造を目的とし、ワルターの心を揺さぶるように暗躍する。
この2作のフリンの正体は漫画作中では明らかにならなかったが、原作続編「真・女神転生ⅣFINAL」のDLCで手に入るハンターメモの解説にて明らかになった。