概要
学名はブラディクネメ・ドラキュラエ(Bradycneme draculae)。
属名は「重々しい足」を意味するが、これは発見当初フクロウの一種と考えられたことから、相当巨大なフクロウだっただろうということに因んでいる。種小名は「ドラキュラ」に由来するが、これは化石の発掘地がドラキュラ発祥の地とされるルーマニアのトランシルヴァニア地方だったことに因んでいる。
後に獣脚類であることが分かったものの、部分的な足の化石しか見つかっていないので詳細はほどんど分かっていない。トロオドン科もしくはドロマエオサウルス科だとする説もあり、『プラネット・ダイナソー』などのドキュメンタリー番組ではよくトロオドンに似た姿で復元されている。
近年ではモノニクス等と同じアルヴァレツサウルス類の仲間とする説が濃厚だが、如何せん化石が少ないため、未だ議論が続いている。