概要
ドイツ海軍が運用されているフリゲートで、計画名は「123型フリゲート」。海上自衛隊においては、むらさめ型護衛艦がカウンターパートに相当する。ハンブルク級駆逐艦が老朽化しており、ドイツ政府が、90年度から全ての水上戦闘艦をフリゲートの建造に移行するという方針が発表された為、その制度が施行して初めて建造されたのが、本級である。それと同時に、東西ドイツ統一後に初めて計画されたのも本級である。
全体的に見てみる通り、フリゲートとは思えない程ずんぐりむっくりとしており、ネームシップが初めて進水した時、世界の軍事評論家らは「軽巡かお前!?」と言わしめた程大きさだった。しかし、武装面では今日のフリゲートそのものである。搭載するエグゾセMM38艦対艦ミサイル連装発射筒や、魚雷の管制盤は、前級のハンブルク級駆逐艦からのお下がりである。
本級は、現在第2フリゲート戦隊に所属している。
同型艦
No | 艦名 | 工廠 | 起工 | 進水 | 竣工 | 退役 |
一番艦 | ブランデンブルク | B+V | 1992/02/11 | 1992/08/28 | 1994/10/14 | |
二番艦 | シュレースヴィヒ=ホルシュタイン | HDW | 1993/07/01 | 1994/06/08 | 1995/11/24 | |
三番艦 | バイエルン | 北海製作所 | 1993/12/16 | 1994/06/30 | 1996/06/15 | |
四番艦 | メクレンブルク=フォアポンメルン | ブレーマー・フルカン | 1993/11/23 | 1995/02/23 | 1996/12/06 |
諸元
全長 | 138.9m |
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全幅 | 16.7m |
基準排水量 | 3890t |
満載排水量 | 4900t |
武装 |
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C4I |
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速力 | 29ノット |
乗員 | 222名 |