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羅津級フリゲート

なじんきゅうふりげーと

羅津級フリゲートとは、朝鮮人民軍海軍が運用するフリゲートのことである。
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概要

北朝鮮初のフリゲートとして1972年に1番艦「531」が進水し、1975年頃に2番艦「631」が進水した。艦名は北朝鮮北東部の羅津造船所で起工したことに由来する。北朝鮮側の呼称及び個艦名は不明。建造にあたっては旧ソ連コラ型フリゲートを参考にしたとされる。
鮮明な写真が無く長年謎が多かったが、1993年5月のノドンミサイル発射時に支援・観測のためトラル級コルベットと共に日本海に展開したところを海上自衛隊P-3C哨戒機に撮影され、初めて詳細が明らかになった。1番艦「531」は東海岸の楽園(ラグウォン)、2番艦「631」は南浦港近郊の琵琶串(ピパゴッ)海軍基地に配備されている。

諸元性能

全長×全幅:102メートル×10メートル 喫水:2.7メートル 基準排水量:1200トン(満載時:1500~1800トン)機関:SEMTピルスティク16型PA6 280ディーゼルエンジン×3基3軸 出力:18000馬力
最大速度:24ノット 航続距離:4000海里(13~14ノット時) 乗員:180名

兵装

B-34 100ミリ単装砲×2、ZIF-31 57ミリ連装速射砲×2、69式30ミリ連装機関砲×2、2-M-3 25ミリ連装機関砲×6、SY-1対艦ミサイル単装発射機×2、爆雷投下軌条×2、RBU-1200対潜ロケット×2(631番艦のみ)
1980年代に何度か改修がされており兵装の情報は錯綜しているものの大きな差異はないが、1番艦と2番艦の兵装の差異に関しては2番艦が未だに写真が撮影されていないため不明な点が多い。搭載する兵装のほとんどは手動式の目視照準で、高速で飛行するジェット機や対艦ミサイルには対応出来ない。レーダーソナーも旧式で、周辺諸国の同類艦と比べるとかなり時代遅れである。また、対艦ミサイル発射機が固定式のため正面にしか撃てず、強風の日に発射するとミサイルが艦矯に命中しかねないという可能性が指摘されている。

近代化改修

本格的な外洋航行経験が無く長年港に係留されていたが、2014年初頭から近代化改修(FRAM)が行われ、同年12月頃に大方完了したといわれている。変更点は、
・Fut-Nレーダーを新型レーダー(詳細不明)に換装
・SY-1対艦ミサイルをロシアKh-35をベースに開発した国産の金星3に変更
・対空火器として6連装MANPADSを搭載
・ZIF-31 57ミリ連装速射砲を撤去しAK-230CIWSを搭載
魚雷発射管を搭載
より新型の対艦ミサイルにし、新たな対空火器やレーダーを装備したことで対艦攻撃能力・対空戦闘能力 の向上を狙ったものと推測される。ただし主砲は未だに手動式・目視照準の100ミリ単装砲のままである。また、近代化改修が施されたのは西海艦隊の「631」だけで、東海艦隊の「531」はそのままの状態のようだ。

余談

ノドンミサイル発射時に展開し撮影されたた1番艦「531」の甲板上には、なんと野菜農園のような区画が設けられていた。北朝鮮の食料不足に対する苦肉の策なのだろうか......

関連タグ

北朝鮮 朝鮮人民軍海軍 ソホ級フリゲート フリゲート 軍艦

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