CV:広瀬裕也
概要
アゼルリシア山脈に棲息する霜の竜(フロスト・ドラゴン)。竜王(ドラゴンロード)の1体である、“霜の竜王(フロスト・ドラゴンロード)”こと、オラサーダルク=ヘイリリアルの長男でもある。
人物像
強さよりも知識を蓄える事を重要視するという、アゼルリシア山脈のドラゴンとしては異端とも言える性格の持ち主。
引きこもり中はドワーフの書物を読み漁り、様々な知識を得ていた。
自分に自信がなく、肉体的に弱い事を自覚しており、戦闘よりも交渉で安全に事を進めようとする。
容姿
普段から本ばかり読んでいるためか目が悪いらしく、眼鏡を掛けている。
更に一般的な霜の竜が細い体をしているのに対し、彼の場合は引きこもり生活を続けているせいで太っており、父親のオラサーダルクからは「ドラゴンというよりデブゴンだ」等と言われている。
アニメ公式Twitterで公開されたビジュアルはこちら。
強さ
クアゴアよりは断然強いが家族の中では弱く、本人も「戦闘は苦手を通り越して弱い」、「自分よりずっと小さい弟や妹にも負けるかもしれない」と思っている。
実際、腕力に関しては弟のトランジェリットに劣っている。
しかし曲がりなりにも100年以上生きているため、霜の竜の切り札である『ドラゴンブレス』は、年相応の強さがある。
それ以外では(上述の通り若干低下しているが)ドラゴンの鋭い視力、宝物の価値を見極める『鼻』を持つ。
作中の動向
ドワーフと思われる敵に攻められ、助力を求めるクアゴアの王ペ・リユロの依頼を引き受けたオラサーダルクが、妃の1体であるキーリストランの「息子のヘジンマールなら交渉向きだ」という案を受け、そのヘジンマールの部屋へ赴いた場面で登場。
父親からの恫喝にも近い命を受け渋々侵入者退治に赴くも、ドラゴン族のパッシブスキルである物の価値を見る力と判断力で、アインズの装備の価値の異常さと力を感じ取り、《心臓掌握(グラスプ・ハート)》を使われそうになった寸前ですぐさまアインズに降伏。
更に、自分の肥満体の肉体的レアリティをアピールした結果、素材用としてドラゴンを殺したがっていたアインズの興味を逸らし、知識と直感で地雷を次々回避する事に成功した。
その後はアウラ直属の配下となり(ちなみにその際、服従させるのを目的としたアウラの《吐息(ブレス)》を受けたのだが、恐怖のあまり漏らしてしまっている)、魔導国に所属して以降はダイエットに成功。スリムな体型になったため、アインズに疑問を抱かせるのだった。
関連タグ
トブの大森林の西側を支配していた、“西の魔蛇”と呼ばれるナーガ。ヘジンマールと同様に、野生の勘と蓄えた知恵による判断でアインズに下った事で命が助かった。
後に魔導国の入国管理官として働いている内に、オラサーダルクの元妃の中の誰かと茶飲み仲間(ジルクニフとペ・リユロの様な『アインズ被害者の会』とも言うべき団体)になったらしい。