当記事にはWeb版最新話のネタバレを含みます。
「ハッキリ言って全力を出した【獣王】でさえも敗れる恐れのある相手だ」
「だからこそ<超級>ではなく、私達が仕事を果たさねばならない」
プロフィール
本名 | 不明 |
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年齢 | 不明 |
メインジョブ | 【魔砲王】(魔力式大砲運用特化型超級職) |
エンブリオ | 【神姫砲壊 フェンリル】 |
概要
ドライフの討伐ランキング三位であり、クランランキング二位<フルメタルウルヴス>のオーナーも勤めている。
人物
アバターは分厚い軍用コートを着込み、サングラスに似た多機能バイザーを掛けた男性で、軍帽を被っている。
トライ・フラッグスのルール説明のために映像VTRをクランで制作したり、DINから買い取った情報を元に王国のランカー達をリスト化したものを作成したりなど、勤勉な人物。
メイデンのマスターらしく世界派で、皇国のことを第一に考えて行動する。
だがそれとは別に自身の信じる「正しさ」を貫くことを行動原理としており、「正しさ」と合わなければたとえ皇国の王でも銃を向ける。
彼の正しさは護りたいもののために、それ以外を犠牲にするという取捨選択の『正しさ』であり、自陣にとっては有り難いものの、一歩間違えれば味方にとっても害となりかねない危うさも抱えている。
戦闘能力
可変式砲台のエンブリオと、砲弾に追尾能力を付与する超級職【魔砲王】を組み合わせた攻撃特化ビルド。
エンブリオの砲撃は防御スキルを無視する効果が付いており、防御無視の砲撃が追尾して襲いかかるという単純ながらも強力なシナジーとなっている。
射程も2キロ以上とそれなりに長く、どのような相手でも遠距離から一方的に砲撃することができる。
遠距離タイプの欠点として寄られると弱いが、上位純竜の従魔やエンブリオの近距離戦モードである程度カバーしている。
総じて正統派な砲手であり、皇国における遠距離最強の準超級として名を馳せている。
ジョブ
メインジョブ | 【魔砲王】(魔力式大砲運用特化型超級職) |
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レベル・サブジョブは不明。
【魔砲王(キング・オブ・イリーガルカノン)】
系統不明の超級職。
ステータスはMP・DEXが高く、魔力式大砲の運用に特化している。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【神姫砲壊 フェンリル】 |
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TYPE | メイデンwithウェポン |
能力特性 | 防御無視砲撃 |
到達形態 | Ⅵ |
ヘルダインの持つエンブリオ。愛称はフェル。
メイデン体はイヌミミフードの少女。
アームズ体は可変式の銃器で、普段は従魔の上位純竜が牽く台車に乗り、列車砲のように運用される。
能力特性は防御無視砲撃。
どんな相手にもダメージを通せるというシンプルながらも強力なジャイアントキリング。
形態切り替えにより、列車砲以外にも手持ち用の携帯式大砲や対空砲などにも変形可能。
砲弾も同様で、通常の砲弾以外にも、威力と範囲に特化した爆裂砲弾や、至近距離用の散弾など、複数の種類の弾に切り替えられ、それらにも防御無視能力を乗せられる。
テイムモンスター
- 上位純竜(地竜種)
優れた防御力とダメージ減算スキルを持った上位純竜。砲台型のフェンリルを牽く台車として運用されている。
装備品
軍服
普段から着ている軍用コート。
魔法耐性が付与されている。
バイザー
普段から着けている多機能バイザー。
望遠機能あり。
魔力式銃器
エンブリオが使えない際の予備の武器。
魔力を弾にして射出する先々期文明時代の銃で、現在の技術では生産できない貴重品。
《拡声の指輪》
その名の通り声を広範囲に伝えるためのアイテム。
クランの指揮の際に使用している。
【カピタン・ドライフ】
魔力で稼働するパワードスーツ。
高額な素材が使われておりティアン製の生産品としてはかなりの高性能だが、レベルがカンストしたマスターでなければ運用できないほどの魔力を消耗する。
元々は【機甲王】バルサミナが工房に頼んで造らせたオーダーメイド品だったが、バルサミナがフランクリンにリスキルされ続けてログインしなくなったことで手つかずの状態となり、ヘルダインが代わりに制作費を支払って預かっていた。
スキル
ジョブ
- 《魔弾の射手》:アクティブスキル
【魔砲王】の奥義。
目視して設定したターゲットに命中するまで砲弾が追尾する。
ただ追尾するのではなく、頭部や胸部などの致命部位に優先的に誘導される。
使用にはMPを消費する。
- 《魂の咆哮(ソウル・キャノン)》:アクティブスキル
【魔砲王】の最終奥義。
発動者の命とレベルを消費し、発動者自身を特殊なエレメンタルの弾丸に変換して発射する。
弾丸はロックオンした対象に当たるまであらゆるものを透過し、着弾後は発動者ごと爆発して辺り一面を吹き飛ばす。
威力は使用者の合計レベルに依存する。
【女教皇】の最終奥義と同種のスキルであるが、使用者の確定死亡&固定ダメージではないことと引き換えに、あちらより威力が高くタメも短い。
エンブリオ
- 《黄昏の牙(フェンリル)》:アクティブスキル
【フェンリル】の必殺スキル。
対象の防御力と防御スキルを完全無視した最大砲撃を放つ。
《魔弾の射手》・《魂の咆哮》と併用することで、
「あらゆるものを透過して相手を追尾する防御無視の超威力弾丸」という完全なシナジーを実現する。
来歴
本編開始前
かつて王国と皇国で起きた第一次騎鋼戦争に参加しており、その際マスクド・ライザーと交戦、撃破している。また、皇国で起きた餓竜事件の際にも事態の収束のために奔走した。
本編
違法薬物業者の摘出を皇国から依頼され、クランで警備にあたっていたが、業者の事情を知らず彼らの護衛をしていたイゴーロナク(と同じ竜車に乗っていて巻き添えを食らったスプレンディダ)と交戦となり、一進一退の攻防を繰り広げるが不意にヘルダインが放った一言で誤解が解け、皇国に招牌された彼らを護送する。
トライ・フラッグス開始2日前はルニングス領内の物資集積地の警備をしていたが、王国と皇国の戦力バランスを整えるため暗躍するエフ・ジー兄妹の襲撃に遭う。奮戦虚しく敗北し、ジーの操る触手に葬られそうになるがサブオーナーのミレーユの必殺スキルにより唯一生存する。
その後、右目に眼帯、左足を義足にした姿で再登場。戦争から退こうと考えていたカタを説得し、協力を要請。自身とカタ、イライジャを加えた三人で王国の<砦>フラッグを落とすために動き出す。
自身はフェンリルと共に王国のマスター達を迎撃し、その中でかつて戦ったライザーと再び交戦、持ち出した【カピタン・ドライフ】を装備して時間を稼ぎ、やがてイライジャが遺跡を破壊してできた穴から扶桑月夜を目視し《魂の咆哮》を発射、自身の命と引き換えに<砦>フラッグごと月夜を葬った。