「お前、魔王だから自分が格上だと思ってるのか?」
「大魔王の腰巾着が。勘違いするなよ」
概要
先日、学院同盟パブロヘタラに加盟し、その後聖上六学院となった、呪歌世界ディメディオンの元首。呪歌王の称号を持つ。
初登場
第十六章《深層十二界》編、§6.【呪歌】にて初登場した。
描写
パブロヘタラが《淵》の調査で深層十二界に入った際に、ボイズは冥王イージェスと共に《震撼轟淵》に赴いたのだが、その《淵》の振動により魔眼でまともに見ることができない──つまり、調査ができないため、それを止めなければならなかった。
しかし、そこでは第七魔王ジョズが修行をしていて、邪魔をするなと言ってきた。
そのため、イージェスは引こうとしたのだが、ボイズはそれを無視して振動を呪い、止めたので、ジョズと戦闘になった。
普通に考えると魔王であるジョズが勝つと思うのだが、なんと彼は瀕死の重傷を負った代わりに、ジョズを滅ぼしてしまった。
容姿
背の高い男の姿をしており、切れ長の目で、端整な顔立ちをしている。
また、真っ白な外套を羽織っており、両手の指全てにゴツい指輪をつけている。
人物
典型的な秩序の走狗で、返し歌へブロイのことでファンユニオンと口論になった際、泡沫世界が滅びようと全く気にしないといった口ぶりをしていた。
能力
呪歌という呪いの歌を扱い、戦闘の際には呪歌にて針や呪弦(じゅげん)を具現化して戦う。
また、ボイズの呪歌は生物も山も海も空も、更には《淵》さえ呪うことができ、その効果は世界そのものにさえ及ぶ。
そのため、彼の呪歌はあらゆる秩序を呪うことができると思われる。
そして、呪歌王の「俺の呪歌を擬態世界中に聞かせる。(省略)つまり、この世界の全てが一瞬で暴き出されるってわけだ」という台詞から、射程範囲は銀泡一つ分であることが判明した。
それから、ボイズの扱う呪歌の一つに返し歌ヘブロイという歌が存在し、それは、《銀界魔弾(ゾネイド)》に対抗できる数少ない手段の一つである。
考察
読者の間では、ボイズは第一魔王アムルの陣営の者だと考えられている。