基本概要
ゴジ博士(実はプルートゥの製作者であるアブラー博士)が作ったゴーレム風のロボット。100万馬力のパワーを有するプルートゥを凌駕する200万馬力のパワーを持つが一切の感情・知性を持ち合わせておらず、故に戦うことしかできない。なお、アニメ第3作『アストロボーイ・鉄腕アトム』ではプルートゥをリメイクした「ダーク・プルートゥ」に変更されている。
アブラー博士はサルタンによりプルートゥが仲間達を次々と手にかけていくのが耐えられなくなってしまい
『プルートゥを倒すロボット』としてボラーを生み出した。
プルートゥを倒す為に作られただけあって最大の武器である角をへし折る等プルートゥを圧倒し、最後はアトムの攻撃とプルートゥの体内に仕掛けられた爆弾によって吹き飛んだ。
人柱ならぬロボ柱としてプルートゥを倒す為に作られ、プルートゥと共に吹き飛んだボラー。
アブラー博士の目的からおそらくプルートゥの爆発に耐えても自壊する様にプログラムされていたと思われる為、プルートゥを倒した後の世界に彼の居場所は無い…。
せめて、その魂に安らかな眠りがある事を…。
アニメ第2作に登場するボラー
アブーラ博士が密かに建造し、阿蘇山上の山塊に格納していた200万馬力の怪ロボット。アトムとの戦闘を拒否したプルートウの前に出現、圧倒的なパワーでプルートウを自爆へと追い込む。その後、アトムと交戦するが内部に侵入され、破壊された。
なお、原作およびアニメ第1作ではずんぐりした巨体とノッペリとした顔のロボット(色はモノクロでは白、漫画のカラー版では赤)だったが、本作では色は赤と黒を基調とし、鳥を模した双頭の姿に変更されている。胴体中央後部にある尻尾を巻きつけて車輪を形成し、脚部を収納することで高速走行形態となる。更には左右に分離して、その間に相手を挟んで叩き潰すと言う技まで追加されている。原作のボラーはプルートウの爆発に巻き込まれて滅んだが、本作のボラーはプルートウの爆発にさえ傷一つ付かないほど頑丈だった。
3作目でもそうだが基本アニメ版では
『戦わされるプルートゥ』の方に悲哀が傾き過ぎている為、ボラーの悲劇に関してはあまり語られる事は無い(むしろ1作目を除き完全な悪役にされている)。