概要
アイドルマスターシンデレラガールズに登場するアナスタシア、工藤忍、塩見周子によるトリオユニット。
北極星である「ポラリス」を名に冠したユニットである。
メンバー
(五十音順)
北海道生まれ、ロシアと北海道育ちの15歳のロシア人ハーフアイドル。
容姿からはクールに見えがちだが、中身は年頃の少女。生活環境が頻繁に変わったことや銀髪青目という容姿や言語、文化、名前、故郷など様々なことで揺らいでいる。人懐っこく、アイドルを通してたくさんの人々と交流を持った。最近ではロシア語を言う回数が減少し、発音も少しずつ上手くなってきている。
余談だが、天体好きで知られているアナスタシアも明確な星の名前をユニット名に含んだユニットはポラリス・ノーツが初めてだった。
アイドルに強く憧れて青森から飛び出してきた16歳の努力のアイドル。
家出同然で東京まで来てアイドルのオーディションを受けに来た。やることは少し豪快だが、基本的に真面目で常識人。ノリは良く、一方でツッコミ役に回ることが多いが、アイドルのことになると盲目になってしまうこともしばしば。努力のアイドルを目指しているが、努力の方向性を間違えることが稀にある。遊び人で少しからかったりするような悪事をよく企んでいるが、落ち着いているときはお姉さんのような振る舞いをする。
遊び、佇み、自由奔放に生きる京町から来た18歳の遊び人アイドル。
特に何かをしたいわけでもなく京都にある実家の和菓子屋でのんびり暮らしていたところを追い出され、アイドルになる道を選んだ。デビュー後も持ち前の軽いノリと遊び人気質な性格は健在だが、アイドル活動自体には前向きになっていく。実家に心配されていた自覚はあったようで、現在アイドルとして頑張っている話をすると凄く喜ばれているとのこと。また、彼女のソロデビューを飾った楽曲が『青の一番星』である。
初登場・登場履歴
初登場:2019年2月5日
イベント「ドリームLIVEフェスティバル ウィンターSP」の第6ラウンドのライバルユニットとして初登場する。
各種セリフは全体的に故郷について語りながらファン達に「一歩を踏み出してみようよ」と語りかけるものとなっている。
リフレッシュルーム
『ポラリス・ノーツ 星空はひとつ♪』
アップルパイを協力して作る(作り終えた後)のお話。忍の故郷のりんご、アナスタシアと周子の料理テクニックで美味しいアップルパイができた。お互いの思い出話を挟みつつ、故郷への感謝を込めて今までを振り返る。最後は、冷めてしまいそうなアップルパイに気付いて「星空はどこにでも繋がっているから」で締めくくる。
スターライトステージ8周年カウントダウン
7日前に登場した。初登場時の衣装を元にユニットとして統一感のある衣装が描き起こされている。
背景
3人は故郷のことで悩んできた過去を持っている。
アナスタシアは、言葉や文化、容姿、名前、そしてハーフであるために自分の故郷は何処かと彷徨っていた。
工藤忍は、自分がずっとなりたかったものへの夢を故郷の人々に否定され、あてもなく故郷から飛び出してしまった。
塩見周子は、故郷では何がしたい、何になりたいと思うこともなく、過ぎていく時間を空虚にしてきた。
北極星について
北極星は、天の北極で輝く恒星の事である。古くから多くの旅人や航海士に方角を示し、導いてきた。
「ポラリス」という名前が「北極星」なのではなく、「ポラリス」という固有名のこぐま座アルファ星が「北極星」である。とはいえ、ポラリスは極星を意味する単語なのでおそらく天文学発達の時期に北極星でなければこの名前は名付けられず「キノスラ」だっただろう。
北極星は、歳差運動によって天の北極がずれていくため(2023年段階ではむしろ近づきつつあるのだが)、数千年単位で他の恒星に襲名する特性を持つ。例えば、現在はこぐま座α星のポラリスだが、紀元前58,000年頃はうしかい座α星のアークトゥルス、紀元前12,000年頃はこと座のベガが北極星だった。また、星は観測する側の場所や観測する星の状態(等級など)によって変化してしまう。他の天体から観測すればポラリス以外の恒星が北極星であろうし、南極星「ポラリス・アウストラリス」は辛うじて肉眼で観測できなくもないがおおよそ実用的ではない。
「ポラリス・ノーツ」という名前は、この時間のこの位置の地球でしか実在することのできない名前である。もしももう少し人類の進化が早く、アイドルマスターが生まれていたとして、その時の北極星が「ベガ」なら「ベガ・ノーツ」という名前だったのかもしれない(1万年くらい前の場合)。もっともその場合ベガが方角の指標としてポラリスと呼ばれていたかもしれないが……
表記について
「ポラリス・ノーツ」が正式名称だが、「ポラリスノーツ」と呼んでも特に問題はない。ただし検索する時に少し手間がかかる。