「我こそは無敵のマイティーワンダー様でごザル!!」
CV:龍田直樹
概要
本作に登場するワンダータイプロボットの一体で、マイトバーンとスピーダムが「逆転合体」することにより完成する。
この2体による合体形態としては、他にも「スピーディーワンダー」が存在するが、それとの相違点としては次の2点が挙げられる。
- マイトバーンが上半身を、スピーダムが下半身をそれぞれ構成
- 合体に必要な「ワンダシード」に未成熟、もしくは枯れるなどの問題が生じた場合にこの形態となる
マイトバーンが主導権を握る形態なだけあり、その特性もパワーに重きをおいたものとなっており、作中ではマスターランキングを持ち上げられるほどの怪力を発揮してみせたり、マイトバーン時の口に相当する金色の胸板を開閉させ、相手の武器を受け止めてはへし折るなどといったアクションも見せている。また、両肩には「マイティーキャノン」が一対装備されており、そこからサル型のミサイルを発射できるなど、遠近双方に隙のない性能を持ち合わせている。
難点として、マイトバーン元来の乱暴さがこの形態でも強調される上、ランドバッテリーもしくはワンダバッテリーの放つハラッパエネルギーに反応し、相手が敵味方であるかの区別も付かぬままワンダータイプロボットに襲いかかってしまう、というものが挙げられる。一応の対応策として、ワンダホンに「741」の暗証番号を入力することで、強制的に合体解除も可能となっている。
この難点は、トラボルトによってすぐに看破されており、ロボタック達が黒のランドツールを手に入れた際にこれを強奪すべく、自らランドバッテリーを外すことで攻撃対象をロボタックチームへと絞らせ、目論見通り黒のランドツールを手中に収めている。またロボタックも後にこの特性に気付いており、自らを囮にしてマイティーキャノンの砲撃を誘導、トラボルトに命中させたこともあった。
物語終盤ではマイトバーン自身が次第に成長・改心していったこともあり、サンタクロースのプレゼントを取り戻す際に彼の頼みで自主的に合体、ゴールドプラチナ社一味を撃退した際には、スピーダムからも「初めて心が一つになった気がした」「マイティーワンダーも正しく使える時が来るかもしれない」と評されている。果たしてその言葉通り、直後にマイトバーンが除夜の鐘に頭突した際、回路が正義へと切り替わったことでマイティーワンダーも正義のロボットへと転じた上、自らの意志で2つの形態を自在に切り替えることまでも可能となった。