「私を・・・食べてください♥」
作品情報
概要
芳文社の4コマ漫画雑誌、「まんがタイムきららMAX」にて連載中の漫画作品。2022年の2月号から4月号までゲスト掲載され、同年5月より連載開始。
価値観や倫理観の差などを描いてるところが後々ネット上で評価された。
あらすじ
マグロをまるごと一匹食べることを求める女子高生みさきは、長年の夢だったマグロをついに釣り上げる。しかしそのマグロは、少し目を離した隙に、人間の美少女へと姿を変えていた。自分を釣り上げたみさきが運命の相手だと言い自分を食べるよう要求するまぐろとそれを拒否するみさきの2人を中心に繰り広げられる日常コメディ4コマ漫画。
登場人物
人間
- みさき
本作の主人公。マグロをまるまる一匹食べるため釣りを日課にしていたある日、まぐろを釣り上げた。まぐろに自分を食べてほしいと要求されたが、「食べられないマグロに興味はない」と言いこれを拒否。現在は、自分をみさきが食べるのを諦めないまぐろを、仕方なく住まわせている。一定期間マグロを摂取しないと、生命活動に異常をきたしてしまう程の類を見ないマグロ狂いであり、マグロは当然だがそれ以前にかなりの海鮮好きでそれ以外にあまり興味がなく、その海鮮好きによる少しイカれた行動で多少他人を引かせる事がある。
(「昔節約のために(マグロを)我慢したら髪の色素が抜けた」と調理実習中の雑談で語っており、特殊体質なのは確実な模様)
- なぎさ
みさきの幼馴染の女子高生。ある日、カジキを釣り上げ、自分の家に住まわせるが、カジキとの仲は大して良好ではなく、ことごとくかじきに暴力を受けている。しかし、カジキのことを決して嫌ってはなく、仲良くしようと努力している。料理好き。一人称は「ボク」であり、とても純粋。しかし、純粋過ぎて少しサイコパスじみた発言や行動をすることも。
- 指原みなと
みさきとなぎさのクラスの風紀委員の女子高生。風紀委員らしくクラスの風紀を守るのにとても熱心な真面目キャラ。と思いきや、植物の健康状態をチェックするために葉っぱを食べるというまた少しぶっ飛んだ性質の持ち主でもある。本人曰く、「道草を食うのが趣味(物理)」。クロを拾い、自宅に住まわせている。みさきから呼ばれたニックネームは「指原みなと」を略して「さしみ」。
- なぎさの母
なぎさの母親。多数の免許や資格を持つなんでも屋であり、街の人達は頭が上がらない。
- さしみの弟
指原みなとの弟。クロを養うさしみを見たが、本人はクロがヒモにしか見えていない。
魚
- まぐろ
本作のもう一人の主人公。元々普通のマグロだったが、ある日みさきに一本釣りされ、しばらくして美少女の姿へと変身した。みさきは自分の運命の相手だと言いみさきに自分を食べるようお願いするが、みさきには断られた。その後はみさきの家に住まわせてもらっている。自分がみさきを好いていることもあり、お風呂や就寝時もみさきと2人っきり。更にみさきと同じ高校に転校して来た。あくまでも魚なので、発言や行動、更に価値観や倫理観も基本的に魚に似ている。ノーブラ。種類はキハダマグロ。
- カジキ
ある日、なぎさに一本釣りされ、しばらくして美少女の姿へと変身した。まぐろとは知り合い。過去に兄を人間に釣り上げられた経験もあり、人間に対しての信用が薄い。物騒な性質で、なぎさには会って早々襲いかかった。ただ、実際は怖がりな性格も持ち合わせており、根っからの荒くれ者ではない様子。アホ毛が吻になる。背が小さい。種類はマカジキもしくはクロカワカジキと考えられる。
- クロ
みさきが海鮮丼屋に行った際に、偶然出会ったマグロ。元々は養殖場で普通のマグロとして暮らしていたが、いつの間にか美少女の姿へと変身しており、みさきが出会った時点ですでに少女の姿になっていた。自分を養ってくれる人を探していた結果、さしみに拾われた。胸がデカい上背が高く、人間の頭に自分のトロ(胸)を乗っけたがる。種類はクロマグロ。
用語解説
マグロの掟
マグロの世界に存在する古くから言い伝えられている掟のこと。 総称は不明。分類によって掟が変わり、例えば、スズキ目サバ科のマグロの場合は、「人間に一本釣りで釣り上げられた場合、その人は運命の相手。己の身を捧げ、その者の血肉となりなさい。」
大トロ
擬人化した魚の中では「女性の胸」に当たる。クロは大きく、カジキは小さい。まぐろはキハダマグロなのでそもそも存在しない。クロ曰く「まぐろのは多分浮き袋」。
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