CV:畠中祐(スーパーガンダムロワイヤル、EXVS)
概要
『機動戦士ガンダムヴァルプルギス』の主人公。
生まれつき、父であるトニオ・マンハイムから「お前は特別な人間」「お前が本気を出したら誰も勝てない」「本気を出すな。怠けろ」といった異常な教育を施されており、高校に通いつつもインターネットの動画サイトにレトロゲームのスーパープレイ動画を投稿し、それによるアフィリエイトで金を稼ぐ生活を送っていた。
そして、あったこともないはずのグリプス戦役におけるパプテマス・シロッコの断末魔のイメージを夢に見るという現象に苛まれている。
ある日自分のことを「パプテマス・シロッコ」と呼ぶ謎の集団に包囲されたことや、自分を「パプテマス様」と呼ぶ謎の少女フィオリーナ・フィリーとの出会い、父からオーヴェロンを託された直後にネオ・ジオンの襲撃を受けたことで、自身の出生の秘密を探るべく行動する。
目まぐるしく変わる状況に困惑しつつも、やがて守るものを見つけ自身の力のみでオーヴェロンを起動させ、強化人間であるアリーゼを身をもって説得する等成長していく。
ネタバレ
その正体は、シロッコと自分の父であるトニオにより「アンブロージア計画」の一環で誕生したシロッコのクローン人間で、本名はシャマール。
複数体生産されており、その目的はシロッコの死亡時の蘇生用バックアップ。
(なお宇宙世紀のクローンの扱いは作品ごとに差異があるが、今作品では肉体の成長及び人格形成を極めて短期間で行えることを前提としている模様。)
オーヴェロンが白のグリモアとしての機能を開放し続けていく内に、奥底に眠っていたシロッコの残留思念が覚醒していく。
最初は搭乗時に時折思念が現れる程度だったが、やがて完全に肉体を乗っ取られてしまう。
シャマールとしての彼はシロッコとしての記憶や彷彿とさせる思考を持ちつつも、非情とすら言える合理的な思考と凄まじい傲慢さを持つ。
かつて自身を殺したエゥーゴへの復讐心からサイコフレア オルフェウスを起動させようとする姿はかつてのシロッコの負の側面を増長させた怨念としての趣が強い。
そして脅威と感じたフレデリカの指揮のもと、ハマーンを名乗る女性の援護も加わったファーブニル強奪作戦が実行。
最終的に自らを歴史の立会人ではなく王と称する彼をシロッコではないと判断したフィリー姉妹により、封印解除された無色のグリモアと呼ばれるメッサーラの特攻によってオーヴェロンのコクピットを貫かれ押し潰される形で死亡する。
しかしシロッコの残留思念はサイコ・フレア オルフェウスに移った。
関連項目
アフランシ・シャア:クローン繋がり。しかもシロッコと戦ったことのある男のクローンでもある。
秋津マサト:黒幕のクローン人間。黒幕自身が開発した機体に記憶や人格のバックアップを保存している。
フル・フロンタル:正体の在り方が小説版の彼と類似しているが、こちらは整形手術でそっくりな見た目になっただけの全くの別人で人格も奇跡的に発現しただけで再現は不可能。
アゴス・ラガート:中の人が同じガンダムシリーズのキャラであり、更に二重人格・原作が漫画・ソーシャルゲームで初めて声が付いたと多くの共通点を持つ。
ヌーノ・カルガン:中の人が同じガンダムシリーズのキャラ。
スーパーロボット大戦F完結編:既に死亡したシロッコのクローンが敵として登場する作品。ルート次第でクローンのそのまたクローンまで登場する。
スーパーロボット大戦α:実際に登場しないが、シロッコのクローンが作られた事が明かされる作品。
スーパーロボット大戦SC2:デュランダルの手により本人の記憶を移植したクローンシロッコ軍団で地球を守るというとんでもない計画が明かされた作品。最終的にまだ記憶移植や成長促進がされていない赤ん坊のクローン1人が自軍に託された。