概要
もともとは海外出身のカードで、「EXTRA PACK Volume 2」で来日。清楚な印象を与える美女。
カードテキスト
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを2つ置く。
(2):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを任意の数だけ取り除いて発動できる。取り除いた数と同じレベルを持つ魔法使い族モンスター1体を、自分の手札・墓地から選んで特殊召喚する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
解説
地属性魔法使い族モンスターで、魔法カードを発動するたびに魔力カウンターを貯め、それを消費して魔法使い族を蘇生することができる。
魔法使い族のシンクロモンスター、アーカナイト・マジシャンを中心とする【AKB】(アーカナイトビート)ではおろかな埋葬や簡易融合、ワンダー・ワンド等で自然と魔法を使っていけるので魔法使い族チューナーを蘇生する重要なモンスターとなる。
更に「魔法カード1枚毎に2つ、乗せられるカウンター数に上限なし」という破格のカウンター回収能力を持つため、フィールド上の魔力カウンターを利用する魔法使い族シンクロモンスターや魔法都市エンディミオンとの相性は抜群。
アーカナイトと並べれば魔法カードのお釣りで相手フィールド上のカードを2枚も破壊できるし、マジックテンペスターと並べれば専用デッキを組まなくても1ターンキルが成立する場合もある。
しかし、優秀な効果の半面1700という中途半端な攻撃力のため、奈落の落とし穴にかかる割にターンをまたいでの維持は難しいのが難点。
一応、エクシーズ召喚などの妨げになるデメリットは持ってないので、魔導獣のような後出魔力カウンター関連カテゴリーの登場といった間接強化次第では、補える可能性はある。
また、OCGカードとして登場してから、約10年間にわたり再録されていなかったという、地味に希少なカードであったが、ストラクチャーデッキR-ロード・オブ・マジシャン-に、新規エンディミオンカードとともに再録された。
関連イラスト