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タイ題『องค์บาก』

英題『Ong Bak:Muay Thai Warrior』

シリーズ編集

マッハ!!!!!!!!編集

記念すべき第1作。

タイでは2003年、日本では2004年公開。

本項で解説


マッハ!弐編集

第2作目。タイでは2008年、日本では2010年公開。

詳細⇒マッハ弐


マッハ!参編集

完結編の第3作。タイでは2010年、日本では未公開。DVDは2011年に発売。

詳細⇒マッハ参


解説編集

1970年代から1980年代にかけてタイのアクション映画で活躍したパンナー・リッティクライプラッチャヤー・ピンゲーオ監督によるアクション映画。タイ題のองค์บาก(オンバーク、オンバック)』は、『切り開く仏陀』という意味のようで、作中で祀られる仏像の名称である。


主演はムエタイアクション俳優トニー・ジャー。キャッチフレーズの


「CGを使いません・ワイヤーを使いません・スタントマンを使いません・早回しを使いません・最強の格闘技ムエタイを使います」


の通り、彼の演じるアクションシーンはノー・CG、ノー・スタント、ノー・ワイヤーで撮影され、リアルで迫力のある独特なアクション映画となった。(他の俳優のアクションシーンではスタントマンの使用やワイヤーアクションが一部用いられている)


映画中に使用されるムエタイアクションは、古代タイ王国における王国の戦士たちの間で伝えられてきた、競技化される以前の本来のムエタイである古式ムエタイが用いており、ムエタイファンを唸らせた。これらはカンフーアクション映画とは異なる、『ムエタイ映画』にしたいという制作陣の意向でもある。


アクションにばかり目を奪われがちだが、第1作目ではタイが抱える社会問題の様子なども描かれている。

また、シリーズ全体を通して国に深く根付いている仏教文化や、それに連なるタイの伝統文化も非常に色濃く描かれており、第2作目以降はタイの中世が舞台となり、当時の歴史背景や現在も受け継がれる民族舞踊なども映し出された。


特に仏教については本シリーズの一つのテーマにもなっており、』『輪廻などの仏教の思想が物語の核となっていて、主演のトニーが監督を務めた2作目以降は彼の持つ仏教観もより濃く描かれるようになった。単なるアクション映画とは違った仏教映画の側面も持ち合わせている。


あらすじ編集

イーサーン地方にある小さな村の青年ティンは、村の守護者として大切に祀られてきた仏像「オンバーク(オンバック)」の盗まれた頭部を取り戻すため、村の代表としてバンコクへ向かい、同郷出身のジョージに協力を求め、捜索を始める。村で学んだムエタイの技と鍛え抜かれた超人的な身体能力を武器に、仏像の盗品密売を行っているギャング達と激闘を繰り広げる。


日本版予告編集


タイ版予告編集


余談編集

作中の賭け闘技場にてトシロウという日本人らしきファイターが登場。司会からは大々的に紹介されるなど闘技場では結構名が知られた選手らしい。学生服らしき服装など格闘ゲームか何かをイメージされた模様。ステップのフェイントを多用する、軽快な動きで攻撃を避けたり挑発するなど印象はあるが、いかんせん作中で見る限りはティンに有効打も与えられず押されっぱなし。ピンチになって一度降参するふりをして背後から襲い掛かるもカウンターでやられるなど良いところはほとんど無い(強いて言えばトシロウの前に戦った二人がほぼ一蹴されているのに対し、攻撃を受けても立ち上がるなどそれなりにタフ)ためか、本作が地上波で放送された際にはシーンが丸々カットされたりしている。


関連タグ編集

洋画 アクション映画

ムエタイ 古式ムエタイ

マッハ マッハ弐 マッハ参

トム・ヤム・クン!

仏教 輪廻 悟り

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