「光よ…この国を照らしてください。」
「私はあなたたちの母親であることを誇りに思います。」
CV:大原さやか
概要
前白夜王である夫のスメラギが敵国である暗夜王国の国王・ガロンに殺害された事で、彼女が女王の座につくことになった。
以降国を統治しながら、四人の子ども(リョウマ・ヒノカ・タクミ・サクラ)と共に、攫われた主人公と再会できる日を待ち続けていた。
心優しく聡明な女性で、家族や国民からも慕われている。人質として白夜王国に連れてこられたアクアに対しても、実の娘同然に接しており、他人に対してなかなか心を開かないアクアもミコトを母として慕っている。一方、臣下のオロチによれば、靴を履いたまま風呂場に上がりこむ、箸を一本ずつ両手に持って食事をする、長時間正座して上手く立てなくなるといった少々とぼけた一面もあったという。
直属の臣下は呪い師のオロチ、金鵄武者のユウギリ、軍師のユキムラ。
なお、タクミが使用している「風神弓」の前の所有者でもある。高い魔力を秘めており、予知能力の他に国に戦意を奪う結界を張り、暗夜王国の侵略を防いでいた。
物語の序盤で、偶然にも白夜王国に連れて来られた主人公と再会を果たしたが、その後謎の敵からの攻撃から主人公を庇い、我が子の腕の中で死亡した。
この事が竜の力が不安定だった主人公の覚醒の引き金となってしまった。
彼女の戦巫女の法衣と鎧は同じ物が少なくとも2つ存在し、1つが白夜王国側に保存されており戦巫女にクラスチェンジしたサクラが袖を通す事になる。
なお、彼女の名を冠した和弓「ミコトの霊弓」は戦闘後に使用者の力、技のステータスが下がり、かつ装備中に守備力が下がるものの、極めて高威力を誇ることに加えて、回復効果も併せ持つ強力な武器になっている。戦巫女にしたサクラに使わせるのも一興か。
出自
実はミコトは白夜王スメラギの後妻であり、スメラギの前妻の子であるリョウマ・ヒノカ・タクミ・サクラの四人とは血が繋がっていない。
なお前妻(つまり白夜兄弟の母親)の名前は「イコナ」。その顛末に関しては分かっていないが死亡していると思われる。
さらに主人公(カムイ)はミコトの連れ子である為、主人公は他の兄弟とは全く血が繋がっていない。
この事実を知っているのは、スメラギとイコナの間に生まれた長兄であるリョウマのみで、主人公や他の兄弟や臣下たちは、主人公だけが母親の違う異母兄弟だと思っていた。
主人公とヒノカ・タクミ・サクラの支援Sの会話では、予知能力を持つミコトがその恋を見越して「恋に悩んだ時に読むように」と遺言書を残していた内容になっている。
スメラギとイコナの子のうちタクミとサクラが主人公より年下なことから、故郷から逃げてきた当初は側室として白夜王家に属していたがイコナの死後に新たな妻に迎えられたと思われる。
カードゲームファイアーエムブレム0では下級職の「巫女」のクラスでイコナの死後に新たな王妃として迎え入れられた時と思われる姿が描かれており、ミコトがイコナの死後もスメラギとイコナが愛した白夜王国を光が照らしてくれるよう祈っていた事から、ミコトとイコナの関係は悪くなかったと思われる。
※ネタバレ注意!
第3のルートで判明したその出身地は、幻の国・透魔王国。
一度身分を隠して白夜王国を訪れた際に、当時の国王であったスメラギに一目惚れされている。
その後ミコトは透魔竜ハイドラの良心の分離体と出会い、彼との間に一子を成す。これが主人公である。
間をおかず透魔王国はハイドラ本体の暴走により崩壊。ミコトはまだ赤子であった主人公を連れ、スメラギを頼って白夜王国に逃れてきたのである。
そして再会したスメラギと結ばれるものの、生前は透魔の呪いによって透魔王国の情勢を伝える事が出来なかった。なおアクアの母シェンメイはミコトの姉であり、ミコトからみてアクアは姪にあたる。
スメラギがミコトと再婚することを発表した当時は、周囲や国中がその事に動揺を隠せないでいた。
物心が殆どついていなかったタクミと生まれたばかりのサクラは、ミコトを母と呼ぶ事に確執はなかったが、既に物心がついていたリョウマとヒノカは再婚に対して複雑な思いを抱いており、特にヒノカはなかなかミコトを母として受け入れる事が出来なかった。しかしミコトの置かれた立場を理解していたリョウマの助力やミコト自身の努力によって、やがて家族や国からも信頼関係を得るに至ったのだった。彼女もスメラギの四人の子どもの事は実子同然に大切に思っており、ヒノカが天馬武者になると決めた時も最後まで反対していたという。
透魔王国篇では、主人公・白夜暗夜連合軍が透魔王国へと侵攻した際に、透魔の眷属として復活した。クラスは戦巫女。彼女の部屋にたどり着くには2色の鍵が掛かった扉の内正しい方を開ける必要があり、彼女が正しい扉のヒントを教えてくれるが、間違った扉を開くと大ダメージを食らってしまう。しかも透魔兵がダメ押しを仕掛けくる。彼女を倒すとブーツ等の貴重な物が手に入る事がある。
シェンメイと違い子どもたちを想う心までは操られず、生前と変わらない優しさで子どもたちとの再会を喜び、導いていくが、一方で、家族みんなでハイドラの眷属になって永遠に一緒にいたいという家族への歪んだ想いも抱いており…。
最後は主人公たちにトドメを刺され、主人公に出生の秘密を明かすと我が子や白夜兄弟の腕に抱かれて安らかに消滅したのだった。
DLC「泡沫の記憶編」では、5番目のマップに姉や夫と共に透魔兵として登場。ありし頃の記憶も既に曖昧になっており、もういない家族への歪んだ愛情を抱いたまま、ハイドラのもとへ向かおうとする子世代たちの前に立ち塞がる。
主人公の子供であり、孫にあたる女の子のカンナと男の子のカンナとは専用の会話がある。
倒されると正気に戻り、生前対面を果たすことはなかった別の異世界から来た2人の孫の姿に涙を流しながら、最後の力を振り絞ってハイドラへの道を切り開くと、ハイドラを救って欲しいと言い残し消滅した。
ヒーローズ
夢によぎりし慈母 ミコト
(イラスト左側)
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 杖/歩行 |
武器 | フラッシュ+→慈母の霊杖(専用) |
補助 | セインツ+ |
奥義 | 祈り |
A | 攻撃魔防の大覚醒3 |
C | 歩行の剛撃3 |
2018年11月から登場。原作では実現しなかったカムイや孫のカンナとの共闘が可能になった。
武器の「フラッシュ+」は戦闘中に攻撃した場合、相手に反撃不可の状態異常を与える効果があり、超英雄の花嫁リンが持つ「キャンドル+」と効果は全く同じである。
2022年3月のアップデートで専用武器「慈母の霊杖」が追加。フラッシュの上位互換かつ鬼神飛燕の一撃2を内蔵した効果で特殊錬成効果は自分の周囲四マス以内に敵が近影または遠影系など再移動スキルが発動した場合、再移動制限を付与。しかも武器によって異なり、近距離武器はグラビティ効果で遠距離武器は強制終了。これで火力増加と再移動の効果を弱らせる個性を得た。