概要
2002年に廃止された急行「アルプス」の代替を兼ねて登場した。前身は新宿から信州方面に走っていた夜行の普通列車までさかのぼり、中央本線初の優等列車の後身である。
新宿から大糸線の白馬までを走行している。号数は原則下り81号・上り90号。全席指定である。
運用車両は基本的に長野所属の189系であるが、2009年夏季のE257系などごくまれに別の車両が入ることがある。
前身となる「アルプス」がもともと登山客に人気の列車だったこともあって登山客や青春18きっぷ利用者などに人気で、切符が取れないことも多かった。
ただし上り列車は需要が少なく、2010年以降は諏訪湖祭湖上花火大会の開催日のみ運行されていた。
2018年を最後に設定がなく、使用車両である189系も2019年に引退・廃車されている。
2019年には同一ダイヤでE257系を使用した「諏訪湖花火大会号」が上諏訪発新宿行きで運行された。2020年と2021年はコロナ禍で花火大会が中止となったため運行されず、花火大会が開催された2022年も運行されなかったが、2023年にはE353系で同一ダイヤで運行された。
そして2024年には新宿発白馬行きの下り臨時特急「アルプス」が運行。22年ぶりの愛称復活として話題になった。