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メイド・イン・ひっこみゅ〜ず

めいどいんひっこみゅーず

週刊ヤングジャンプにて連載されていた日本の癒し系見守り型モニタリングバラエティー漫画作品。 作者はサンカクヘッド
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概要編集

作者サンカクヘッド。『干物妹!うまるちゃん』連載終了から半年ぶりに連載開始。


引っ込み事案な少女達=「否・コミュ系女子」がメイド喫茶を開き、後にアイドルユニット「ひっこみゅーず」を結成する物語。


あらすじ編集

舞台は東京都八王子市

引っ込み事案な女子高校生・お茶ノ水あけびは、有名大学で臨床心理学について研究している大学教授の姉から「喫茶店のアルバイトに出てくれないか」と誘われる。


数日後、やる気の無いまま店に向かったあけびだったが、その店はメイドカフェ「ミッシリー」だった。


用語編集

否・コミュ系女子

ザクロが引っ込み思案を「ひっこみゅじあん」と言い間違えた事から定着した、コミュニケーションが苦手な性格を表す造語。


ミッシリー

今回のプロジェクトの為に空き家をリフォームして開設した物語の舞台となるメイド喫茶。(店名は「人見知り」から取っている)お茶の水教授自らが店長も担う。 地下にはライブステージも用意されている。


ひっこみゅ~ず

集められた6人の『素質がある』高校生女子達でまとめられたバイトメンバーの通称、及び後のアイドルグループ名。ちなみに全員それぞれ違う高校に通っている。


MIHP(メイド・イン・ひっこみじあん計画)

お茶の水教授が打ち出した、全ての引っ込み思案な人達をカワイイで応援する一大計画。自身の大学をスポンサーとし、多額の費用をかけて心理実験の現場としても同時進行させている。


アイドリンピア

2023年に日本で開催されるアイドルの大会。

「アイドリンピアで優勝したアイドル、そのプロデューサーが営んでいる企業がこの世界のトップに立つ」とも言われており、アイドル達は本戦出場を目指して他のアイドルグループとのバトルに鎬を削っている。


登場人物編集

ひっこみゅ~ず編集

お茶ノ水あけび

キョどり系ひっコミュ。イメージカラーは

相手に合わせようとしてテンパると無意識に体が勝手に動き変な顔になってしまうキョドる癖の所為で、ずっと友達が出来なかった。

当初は姉からバイトの話を持ち掛けられた際に全力で拒否していたが、初めて出会った自分以外の否・コミュ系女子であるザクロに誘われ、メイドとして働く事を決心。

料理の腕前はプロ級。 胸が大きい事を亟ネタにされる。

通っている学校は都内の至って普通な県立高校。

姉譲りの容姿を持ち合わせているが、如何せん自信がない。

似ている動物ではに喩えられ、髪型もミミズクのような触覚の生えた黒いボブカット。本人も意識しており、よくフクロウグッズを集めている。


ザクロ

???系ひっコミュ。イメージカラーは

金髪に碧眼の容貌が人目を惹く眩ゆい美人

日本に引っ越してきた外国人で、要所要所に語尾や発音が怪しくなる日本語を話す。

常に他人を敬う礼儀正しさを身に付けている。

引っ込み思案を『人の気持ちを慮る、奥床しい個性』と肯定的に捉えている。

本名は山田シャルロットで、都内で有名な王女学院に通っている正真正銘のお嬢様

長らく一人だけどのようなひっこみゅじあんなのか明かされていなかったが、妹・レベッカとの件でようやく『こころぼっち系ひっコミュ』である事が判明。

幼少期はおてんばで、よく木登りをして落っこちては叱られるわんぱくな子供であった。

学校に上がるにつれやんちゃさだけを残し特にこれといった特技も出ず、人気者の妹がいることで少しチヤホヤされたのがきっかけに、その頃から「レベッカの姉」としてしか友達づくりができなくなった。

レベッカがアイドルになるため日本に行ってからは、同級生達に「シャルロット」がどんな子だったか認識されなくなり、完全にアイデンティティーを失う。

その後自分も日本に転校し、〝レベッカを好いているこの国でなら自分も好かれるだろう〟と今度はレベッカの立ち振る舞いを真似し、お淑やかな優等生であろうとしたが、心の中では虚しさが漂っていた。

そんな中お茶の水教授の引っ込み思案を対象とした当プロジェクトに参加し、様々な「ひっこみゅじあん」のメンバー達を知り、遂に今の自分を受け入れてくれる友達を見つける事が出来たのだった。

それからは昔のようにいたずらな顔付きも見せるようになった。


マンゴスチン

バリア系ひっコミュ。イメージカラーはピンク

空気と同化し自然と一体になる事で目立たない様に徹するひっコミュじあん。

話しかけられたくない時には透明のバリアを張る。

小柄で桜色の長髪。通常の姿とメイドモードで外見が最も変化する。

学校や家では眼鏡をかけ髪を頭頂部で巨大なお団子に纏めている。メイド時には眼鏡を外し髪も下ろし、頭の天辺で小さなツノのような髪型を作っている。

表情に乏しく、笑顔を作るのが苦手。

県内で学力トップの六貸高等学校に通う[[秀才]。

携帯ゲームが得意。

美人五人姉妹の末っ子で本名は石黒すず


ランブータン

オンオフ系ひっコミュ。イメージカラーはオレンジ

落ち着いてのんびりしている時と気分が舞い上がっている時の差異が著しい、天然でマイペースなひっコミュじあん。

明るく楽しいムードメーカーで、瞳に星マークが浮かんでいる美少女。ウサギの耳を連想させる二束のアホ毛を頭頂部から飛び出させている。ロングヘアーで茶髪。表情や仕草もまたウサギっぽい。

テンションが高くなると初対面の相手であってもグイグイと絡みに行き過ぎてしまい、周りから引かれてしまうが故に収縮して周りに任せ流すような曖昧な態度でやり過ごしていた。

本来の自分を発揮してもありのままに受け入れてくれたひっこみゅ~ずに居場所を見出していく。

とてもが大好きで、休日になるとよく行き着けのうさぎ喫茶に足を運ぶ程。更に自宅でも何匹か飼っている様子。

とにかく兎をモチーフとした持ち物が多く、本人の癖で普段から無意識でもポージングにウサギっぽさがよく表れている。メンバーにも名前に〝〜ぴょん〟を付けて呼ぶ。

本名は三条もち子。一人っ子である事が判っている。柔道家である父親の影響で自身も柔道に励んでいた過去がある。


チェリモヤ

意識高い系ひっコミュ。イメージカラーはミント

常に世界を目指し、やたらリーダーシップを採りたがる等とにかく出来る女を演出したがるが、少しでもボロが出ると途端にコソコソと隠れようとするタイプのひっコミュじあん。

八重歯で水色の髪をハーフアップにし、両眼で異なる瞳の色が目立つ派手な顔をしている。

6人妹弟の一番上で育ったため小さい子供の面倒見は手慣れている。大家族でかなり狭い家に住んでおり、段ボール箱を机代わりにしている様子等から暮しぶりは貧しい事が窺える。

熟語にオリジナルのルビを振って読んだり、メンバーを「バディ」と読んだり、独特な目立ちたがり方をする。

体当たり芸人のような三枚目キャラ。


プルーン

職人系ひっコミュ。イメージカラーは青紫

自己紹介で「自分は物を造る以外は何も出来ない」と曇りなき眼で言い放つ、ある意味潔い程に口下手なひっコミュじあん。

身長180cmと男性に見間違う程の背丈をした中性的美形で、初対面のメンバー達からはイケメンと認識された。短めの青い髪で少々ハネ毛がある。

クラフト工作を大変得意としており、木材と作業道具さえあれば現状に必要な家具を黙々と制作していける、非常に有能な木工担当。

寡黙でクールな性格。一眼見た時からひっこみゅ~ずの可愛さに魅了され、彼女達メンバーの為に新たなアイデアを次々と閃いてゆく。

家族は両親を幼い頃に亡くし、祖父母との3人暮らし。住んでいる家もまた木造建築と見受けられる。

本名は須藤(下の名前は不明)



MIHP関係者編集

お茶ノ水教授

あけびので下の名前はびわ。 名門・荒矢田大学の最年少臨床心理学教授

『美しすぎる心理学者』と称されメディア露出も多い著名人。

長めの黒髪を大抵サイドテールにしている。トレードマークともいえる特超的なサングラスを常に額へ引っ掛けている。

干支一回り分程歳の離れた妹を溺愛しており、しゅっちゅう構ってほしさにちょっかいを掛けている。

「引っ込み事案はマイナスではなくプラスの個性 場所や状況では武器になる」と力説しており、今回の「MIHP(メイド・イン・ひっこみじあん計画)」を企画・立案した責任者。

常にサングラスを頭から掛けており、又彼女を崇拝している大学関係者達も全員共通の物を着用している。

自宅には木菟を飼っている。

 初期頃はおねえちゃんと読んで天才美人教授と書かれるゴリ押しが編集者の煽り文で執拗に繰り返された。


川原 結

荒矢田大学予算担当事務局長。

「MIHP」が学術的意義を見いだせない事からプロジェクトの中止を勧告しに来る。

プロジェクト中止を回避するためにひっこみゅ~ずは、6人全員のチームワークを必要とする「体内時計ゲーム」に挑む事となる。


ポポー

荒矢田大学の最新技術が搭載されたフクロウ型ロボット。

ボディは全身チタン・電球でも充電されるソーラーチップ搭載・ドローンにも変形し自立で動くこともできる高性能ロボで、本体と技術合わせて億の値が付くほど。

ただし口は悪い。


デン太郎

本名は中西伝太郎。人気ウーチューバーで、ノリの軽いお調子者。

ひっこみゅ~ずが宣伝費を獲得するための試練として、35人の子供たちの半数以上に「いいね!」を貰う勝負を仕掛けてくる。

名前の由来は米村でんじろうピコ太郎だろう。


財前 真知

MIHP関係者で、口癖は「おおん」。

アケビの姉のことを「ボス」と呼んで慕っているが、それ以外の人間は敵視している(アケビは「ボス」の妹なので若干態度が軟化している)。

ひっこみゅ~ずを山奥のログハウス「ウッド・ミッシリー」に連れて行き、6日間のサバイバル生活へといざなう。


Aqumous編集

レベッカ

人気アイドルグループ「Aqumous」のリーダーで、ザクロことシャルロットの妹。

幼い頃から大人しく聞き分けの良い子であり、成績優秀で歌もダンスも得意で何をやっても大抵上手く出来たため周囲から称賛されていた。

姉同様元は外国で暮らしていたが、アイドルになるため単身で日本に渡る事となった。


薬袋

人気アイドルグループ「Aqumous」の一員。

見た目は美人だが、初勝利を挙げた「ひっこみゅ~ず」に対して「初々しくてムカつく」「殺っちゃいたい」と言うあたり、相当の毒の持ち主。


鬼龍院

人気アイドルグループ「Aqumous」の一員。

筋肉質の女性で、一人称は「オレ」。「強いアイドルを見極め戦いたい」と公言する。


その他のアイドル編集

水圧フレンドリー

『日本オサカナ水族館』を拠点に活動する深海魚アイドル。

リーダーがダイオウグソクムシ、メンバーがアンコウ・ミズウオ・シーラカンス・ブロブフィッシュを模している。

深海魚の動きを取り入れた事が特徴で、水中でのバトルに強く、水底近くではその真価が最大限に発揮される。


この他にも、ゴスロリ系アイドル「フローズン・メイデン」(元ネタは「ローゼンメイデン」?)、お嬢様アイドル「かぐら様生徒会役員」(元ネタは「かぐや様は告らせたい」?)、FPSアイドル「G-GIRLS(グレネードガールズ)」、妹系アイドル「妹S(シスターズ)」、スナック系アンドロイドアイドル「BSE48」などの存在が確認される。


その他のキャラ編集

オサカナ

『日本オサカナ水族館』の館長で、鳴かず飛ばずだった5人のアイドルを勧誘して「水圧フレンドリー」としてデビューさせた。

アケビの姉とは大学の同期で万年2位だったこともあり、アケビの姉をライバル視している(しかしアケビの姉は意に介した様子もない)。


三条諭吉

ランブータンこともち子の父親であり、三条柔道塾の塾長。

厳つい外見をした巨躯の男性。親子で見た目は似ていない。

偶々立ち寄った喫茶店(ミッシリー)で、娘がそのメイドカフェでバイトしている事を初めて知った程、父娘の間で隔たりがある模様。


単行本編集

現在第5巻まで発売中

第4巻発売と同時期にPVが公開された



ミッシリーのテーマ

店のオリジナルソング↓


(ランブータンソロ)

ひっこみゅ ひっこみゅ NOライフ!

ひっこみゅ ひっこみゅ NOストレス!

(アケビソロ)

キョドってばっかじゃ友達0人

でも歌うのはとっても恥ずかし

(マンゴスチンソロ)

いつでもどこでも気配を消す

ゲームは常にオンライン

会話はいつもオフライン

(ザクロソロ)

この世に生まれ15年

ひっこみ ひっこまれ

生きてきた

(マンゴスチン&アケビデュエット)

でも

友達がいれば

(ザクロ&ランブータンデュエット)

仲間がいれば

(ランブータン、マンゴスチンデュエット)

ひっこみじあんは

(アケビ、ザクロデュエット)

武器になる


ひっこみじあん

ひっこみじあん

みんなひっこみじあん

でも

ミッシリーに

来れば…

大丈夫っ!


備考編集

コミックス全7巻で第一部完結という形で一旦連載を終了した。


関連タグ編集

コミュ障 臨床実験

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