概要だぜ!!
1998年〜1999年の間にコミックボンボンで連載された漫画。
作者は藤岡建機。
命とか道徳感が強いシリアスなほるまりん原作のものと比べ、
- 全体的にノリと勢いが良い熱血ギャグ
- メタリックなメダロットデザインと繊密な機械描写(そもそも、藤岡氏はヘイズルなどのデザインを手掛けているので当然)
- 大人も子供もメダロットもめっちゃ色っぽい女性デザイン
とまあ、「どう考えても子供向けじゃねぇだろ」と名高いボンボン作品の一角。本家に比べてダイナミックなアクションと、突き抜けたギャグのスピードは必見。
そしてお色気シーン。
パンチラや服ビリなんて日常茶飯事。明らかにノーブラではないか疑惑のものや、スジが入っているものまで。
現在の電子書籍では修正が入っている。
また、あくまでも子供のおもちゃであることを一貫しているほるまりん版のメダロットに対し、本作のメダロットはアスファルトや建物、公共施設に穴を開けるほどの高威力を発揮している。
また、基本的にメダロットは喋らず、喋ったとしても機械的な台詞しか喋らない(例外はメタビー(イッキ)とブラス)。
続編として「メダロッターりんたろう!メダロットR」が連載され、メダロット2から天領イッキ達がゲスト出演している。なお、性格やメダロットデザインはアニメ版に近い。
その人気ぶりに、本作の登場人物が後にアニメ版やゲームシリーズにて登場することが多い。
登場人物だぜ!!
本作の登場人物は魚や海関係の名前が多い。
- 波島鱗太郎(りんたろう)
本作の主人公。亀山小学校4年生。当時のメダロットシリーズでは珍しい熱血漢な主人公。「〜だせ!!」が口癖で、決め台詞は「ロボトろーぜ!!」。
伝説のメダロッター・アガタヒカルに憧れ、目標にしている。
- 佐藤玉魚(たまを)
りんたろうのクラスの担任であり、ダメロット部の顧問。
巨乳で可愛い顔の女教師。メダロット部の顧問でありながら初心者であり、ハスケ達にナメられているが健気に頑張っている。
本作のお色気担当筆頭。
- 鮫島刃助(ハスケ)
男子メダロット部、通称ダメロット部の部長。
りんたろうに負けないくらいの実力を持つが、よく油断して負ける描写が多い。
悪ガキだが、愛機に対する愛情はりんたろうに負けない。
愛機はシアンドッグのドギー。専用マークと首輪がトレードマーク。
- 金目睦月(ムツキ)
ダメロット部の部員。実家が玩具屋の情報通な男の子。
愛機はドンドグーのドングード。
- 梅胆羽二作(クマ)
ダメロット部の部員。目隠れ肥満体型。ムツキと共にロボトルでは真っ先にやられる事が多い。
愛機はベティベアのクマ。本人は活躍しないが、パーツ交換でカンタロスが逆転勝利したことがある。
- 一ツ橋瑠璃代(るりよ)
女子メダロット部の部長。ハスケとは幼馴染であり、いつも喧嘩している。
なお、眼鏡を外すと美人というお約束持ち。本作のお色気担当その2。
愛機はマゼンタキャットのオリビア。
- 鮬吉之助(イモゴリラ)
女子メダロット部の顧問。ダメロット部を目の敵にしているが、たまを先生の事が気になる模様。
愛機はメガファントの北松壱号。メダロット4ではメガファントが実装されていないためマンマンモスで代行。
りんたろう達とは別の学校の5年生(後に花園学園の生徒で、辛口コウジ達の先輩であることが発覚)であり、全国小学生ロボトル大会の優勝者。
「マッハの貴公子」という異名を持つ、りんたろうのライバルの1人。
なお、ゲーム版では尽く出番がないことに定評のある御人(愛機の方はりんたろうの機体として登場している)。
天丼小学校の生徒であり、前回大会の準チャンピオン。関西弁。
りんたろうのライバルの1人。
愛機はロールスターのハイウェイスター。
以蔵の妹。本名不明。
りんたろうLOVE。本作のお色気担当その3。
愛機はトラップスパイダのタランティーノ。
- 鮟鞍親子
メダロット社専務の具兵衛と、その息子の具視の親子。
勝つためなら手段を選ばない。
祖父は本家の方で黒幕の1人として登場している。
- 大村鱒次九郎
通称ジック。メダロットRの登場人物だが、性格はゲーム版とかなり異なる。
ダメロット部の臨時顧問として何やら企んでいる模様。
愛機はサーチラット。本来なら索敵専用機だが、メダロットのパーツを噛み千切るヤバい奴。