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概要編集

メビウスオンラインとは、株式会社ゲームポットがサービスしていたオンラインTPSゲームである。設定的にはガチガチのミリタリーではなくファンタジー要素も含まれているが、ゲーム自体はガチ仕様。


2013年2月28日をもってサービスを終了したが、この手の打ち切りネットゲームとしては珍しくサービス終了に合わせてストーリーを完結させた。

また、終了後も同社のゲームとコラボしたり、スマホゲームになったというエイプリルフールネタを披露するなどなんだかんだで愛されている。


ストーリー編集

主人公は「未練を残して倒れていった者たちが集う」という妖精機関に導かれる。そこで好きな師団に所属し、調律者として活動することに。そして15XX年20XX年の歴史に干渉を始めた謎の勢力と戦うこととなる。主な敵は、ヒトガタと呼ばれる謎の戦士たちや彼らが送り込んだ怪物である。しかも幹部格のヒトガタは、師団の幹部と非常に似通った戦闘スタイル・特徴を持っていた。そんな中、主人公は怪物の群れの中にいた黒髪の少女を保護する。なぜか彼女の容姿は、師団メンバーの一人、鞘・クレバインにそっくりだった。

主人公たちが戦っている間、師団の幹部は密かに怪しい動きをし始める。ヒトガタの正体は、師団の幹部たちなのか……?


実はヒトガタの正体は、並行世界に存在する妖精機関の調律者たちであった。そのことに気づいた師団の幹部たちは、密かに幹部格の敵を倒して入れ替わり、情報収集をしていたのだ。怪物の正体も並行世界の調律者たちが変化したもので、中には無理やり変化させられて戦わせられていた者も存在する。

敵の正体に迫りつつあったが、ここで黒幕が動き出す。ある日、妖精機関から主人公以外の調律者が姿を消してしまった。無人となった妖精機関に姿を見せたのは、鞘であった。彼女により主人公は、妖精機関の中核である「メビウスシステム・クレバイン」の元へ導かれる。そこには妖精機関のトップである竜頭が待っていた。今回の事件は彼と手を組んだ並行世界の妖精機関が起こしたことであり、「自分たちにとって都合のいい歴史」を作るために始めたことだった。主人公たちが真実に近づきすぎたため抹消することを決意したのだ。

激闘の末、竜頭は主人公に敗れる。そこへ鞘とよく似た少女が現れ、竜頭と鞘を消滅させてしまう。彼女こそ本作の新の黒幕であるメビウスシステム・クレバインであった。鞘の正体はクレバインの端末であり、主人公が保護した少女もあの時代に干渉するための端末に過ぎなかったのだ。

巨大なドラゴンのような姿となったクレバインには歯が立たず、世界消滅の刻が迫る。窮地に立たされた主人公を救ったのは、消えてしまったはずの仲間たちだった。彼らは最後の力で鞘を復活させると反旗を翻し、クレバインの能力を大幅に落とすことに成功する。すべてを託された主人公は、ついにクレバインを破壊したのだった。

だが世界の消滅は止まらず、落胆する主人公。しかしそれは消滅ではなく、解放を意味するものだった。最後は、笑顔の主人公が画面の向こうへ手を振りながら消えるところでこの物語は終わる……。


エンディング後にはフェアリーズヘブンという場所へ行くことができ、スタッフたちの裏話などが聞ける。そこでは妖精機関の仲間たちが存在しており、主人公もそこに存在していた。竜頭も彼なりに世界の平和を願って行ったことであり、阻止されたことで改心し和解を果たした。世界は消えてしまったが、主人公たちは確かにここに存在していた。


ゲームシステム編集

本ゲームはキャラLvやスキルといった基本的な概念がなく、職業別のランクが上がると使用可能な武器が増えるだけである。しかも高レベル武器と言っても誤差程度の性能差しかないため、プレイヤーはキャラの育成に囚われることがなく自分の好きなプレイスタイルを取ることが出来るのが特徴である。

こういったキャラクター能力値的な有利不利が無い反面で、各職業の相性の関係や、個人のプレイヤースキルがそのまま強さに直結するため不慣れな初心者にはやや辛い面があり、本作が失敗した背景には「萌え系な見た目に釣られてきた初心者が本格FPSから都落ちしてきた人間に虐殺されたうえ、レベルを上げればどうにかなるわけでもなかった」「PvEは同じ敵ばかりなうえ、見た目に反したガチTPSなのが災いしてRPG的な成長要素が薄ければ、必殺技等も無い地味な戦闘なので飽きが早かった」と言う部分がある。尤もクラス分けがなかったので嫌でも初心者と上位陣が当たってしまうのだが…。


協力ミッション(1〜8人)と対戦ミッション(2〜64人)の二つがあり、また15XX年20XX年という二つの時代が存在し、時代に合った戦場・職業・敵モンスターが存在する。

協力ミッションはPvE(対NPC戦)であり、基本的には様々な状況下での任務をこなしクリアを目指す。

対戦ミッションはPvP(対人戦)であり、最大4つの陣営に分かれて戦うこととなる。拠点制圧戦、スコア戦、シンボル戦、デスマッチなどの様々なルールが存在する


キャラクターメイク編集

メビウスオンラインの特徴の一つとしてキャラクターメイクとアバターのコーディネイトの自由度が非常に高いことが挙げられる。


全てのアバターは男女の性別による装備制限が存在しないため、プレイヤーは自分のキャラクターの性別に関係なく男物であっても女物であっても好きに着替えることができる。

各部位のアバターは重ね着での組み合わせをすることができ、そのバリエーションは膨大な数を誇る。衣装は、ゲーム内で入手できるものもあれば、課金で入手できるものがある。特に制服、バニーガール(一部の色)などの女性向けの衣装の大半は【ギアーズシューティング】、【さやぽん】など課金ガチャプレイでしか入手できない。

キャラクターメイクの自由度は、かのファンタシースターオンラインシリーズに匹敵しかねない程の物であり、非常に細部に渡って自由なキャラメイクを実現している。また、キャラクターボイスを変更するアイテムをゲーム内で入手可能(一部課金要素)で、一度入手したボイスセットは好きな時に切り替えが出来るというのも魅力の一つ、勿論これも性別による制限はない。


つまり、メビウスオンラインは男装少女男の娘、果てには女物の下着をまとったガチムチスキンヘッドおっさんというような他ゲーでは見られないカオスなキャラクターを作ることが出来てしまうという事である。しまぱん大胸筋サポーター(ブラジャー)を着けた筋肉モリモリのハゲマッチョがぶりっ子ポーズをとりながら釘宮理恵ボイスで「えっへへー」と笑っている姿はある意味圧巻。


職業編集

ゲーム内では「兵科」と呼称されている。プレイヤーに使用兵科の制限はなく、ゲーム内である一定の条件を満たせば全ての兵科を扱う事が出来る。

「狂った時間(歴史)を調律する」と言う立場から、それぞれの時代に合わせた武装での出撃が義務付けられており(例外あり)、未来技術を持っていながら未来兵器を使用することはない。一方、服装に関してはその限りではない。


15XX年の兵科編集

ウォーリアー

接近戦が得意な兵科。専用武器は「

高い機動性と唯一のガード能力(剣でガードする)により接近戦に置いては無類を強さを誇る。15XXでの主力兵科であり、戦場に置いて前線の要となる存在。


アーチャー

中〜遠距離からの遠隔攻撃を得意とする兵科。専用武器は「大弓

矢による一撃の攻撃力が高く(ヘッドショットなら殆どの兵科を1〜2発で倒せる)、高台からの狙撃・索敵や接近職への火力支援などで真価を発揮するが、他兵科と比べて体力が低く、PvPでは攻め手に向かないので芋砂(芋虫スナイパー)問題を抱えていた(本作の対人戦は占領戦がほとんどなのでアーチャーばかりだと陣地を奪えずにジリ貧になって負ける)。

矢は弓なりに飛ぶので、ある程度遠い敵に命中させるには熟練が必要(本作では画面に照準が表示されているが、弓なり軌道に関しての補正は無いし照準の調整も出来ない)。


モンク

味方への回復や蘇生を行える兵科。専用武器は「回復&蘇生魔法

15XXで唯一味方の体力を回復・戦闘不能状態からの復活が出来る手段を持つ兵科であり、前線の維持や他兵科への支援に置いて大きな存在となる。またこの兵科自体が最大HPに優れてあり、回復魔法と合わさってモンク自身の生存力も高い。

なお本作の回復魔法はモンクがハートを地面に撒き、それを拾うことで回復する(対人戦では敵のを拾っても回復する)。この点は補給箱や回復キットも同じ。逆に蘇生はモンクが直接目標に対して行う。


ナイト

高い体力と防御力を誇る兵科。専用武器は「槍&投げ槍

全兵科中最も高いHPを持ち、槍による攻撃力も兼ね備えている。一定距離以上からの全ての遠距離攻撃のダメージを減衰させる特性を持ち、また「投げ槍」による遠距離戦闘も可能であるため戦闘距離を選ばないのも魅力の一つ。

代わりに機動力が低い、ガードができない(本作のナイトは盾を持たない)、槍・投げ槍ともに攻撃後の隙が大きいなどの弱点があり、PvPでは同じ近接職のウォーリアーより弱いとされているため若干は玄人向けの兵科と言える。一応対人戦でもシンボル戦なら金属装甲属性のシンボル(時空調律装置)破壊が得意な戦闘職としてウォーリアーとの差別化が図られている。


ワーカー

味方への補給支援や、トラップなどの設置物を扱う兵科。専用武器は「補給&地具

弾薬を補給する「補給箱」、敵の攻撃や移動を妨害する防御壁である「弓盾」、接触地雷である「揮発油」、外見が敵グラフィックと同じで攻撃により大爆発する「ダミートラップ」など、直接的な戦闘ではなく物資補給や陣地構築などの後方支援に特化した兵科であり、対人戦においてモンクと共に大きなアドバンテージを持つ。ただしPvPでは補給箱の出番はあまりない(芋砂でもないと弾を撃ち切る前に死ぬので)。一方PvEではモンスターの耐久力の高さからアーチャーを運用する場合は必須である。

また、機動力もそこそこあるため、その特性を生かして様々な雑務をこなすまさに「労働者」と呼ぶに相応しい存在。

シンボル戦ではシンボルの破壊も修理も得意な為、勝敗を決する存在である(破壊だけならモンクとナイトも得意)。直接戦闘力は低いのでワーカーが多すぎても勝てないが。


20XX年の兵科編集

突撃兵

戦闘全般に優れた一般的な兵科。専用武器は「アサルトライフル

20XXにおける主力兵科の一つであり、あらゆる状況下で活躍できるオールラウンダー。

特に、中距離での撃ち合いでは他兵科を圧倒する力を持つが、金属装甲を持った敵に対してはほぼ無力である。

なおゲームバランスの関係からかアサルトライフルの単発威力は弓の1/3しかない。ただし命中率と連射性に優れるので射程を除き総合力は上である。


狙撃兵

遠距離からの狙撃に特化した兵科。専用武器は「スナイパーナイフル

狙撃による味方への支援やスポッターを兼ねた偵察などが主任務であり、超遠距離からの攻撃で敵に対して多大なプレッシャーを与えられる存在。しかし遠距離耐性を持った対装甲兵にはほぼ無力。

また他兵科と比べて体力が非常に低く、機動性にも欠けるため使用者は正確な位置取りと刻々と変わる戦況を把握する能力が求められる。

なおFPSやTPSの常として芋砂問題が付きまとっていた。


救護兵

味方への回復・蘇生を行える兵科。専用武器は「回復キット&AED

味方への体力回復を行えるという点では15XXのモンクと似ているが、こちらは瞬間火力の高いショットガンを装備できるので入り組んだ地形での出会い頭的な戦闘では突撃兵より強い。一方、飛び道具が当たり前の20XX年において中距離相手には非力なハンドガン(拳銃)しか使えず、遠距離相手には反撃手段を持たないので開けた場所では唯の的。

なぜか対装甲兵以外で唯一対物火器を扱える(ただし射出型は使えないので使い勝手は良くない)。


補給兵

味方への弾薬補給が行える兵科。専用武器は「機関銃&弾薬箱

20XX年で唯一弾薬補給を行える兵科であり、全員が銃火器を装備している20XX年ではワーカー以上に重宝される存在。ワーカーと同じくシンボルの修理速度も2倍であるがシンボル破壊は不得意。

戦闘においては中〜遠距離からの機関銃による強烈な弾幕により前衛職を支援する。欠点は、体力が若干低い、重機関銃が重い、なのにアサルトライフルと比べて装弾数以外の全てが劣る欠陥兵器、等。

とは言え、まがりなりにも機関銃なうえ弾切れとも無縁(弾薬箱は無限に使える)な事からPvEでは最強兵種とされている(ただしPvEでも銃を持った人型モンスター相手だとPvPと同じ問題が出てくるが)。


対装甲兵

爆発物の使用に長けた兵科。専用武器は「対物火器

大火力のロケットランチャーを装備することができ、その威力は直撃さえすれば全兵科を問答無用に1撃で粉砕することが出来る(ただし弾速が遅いので当てづらい、近接で使うと自分にも当たると言うか動きながら撃つと何処に飛ぶか解らない)。それ以上に対物火器の重要性は、対金属装甲武器と言う事である。シンボルの登場する一部協力ミッションやシンボル戦のみならず、シンボル戦以外のPvPでも装甲車や戦車が登場する戦いでは出番がある。

対物火器以外の武器は救護兵と同じ。弾数が少ない武器ばかりなので補給兵のサポートは必須である(救護兵も武器の弾数が少ないが救護キットやAEDは無限に使える)。

15XX年のナイト同様に一定距離以上からの全ての遠距離攻撃のダメージを減衰させる特性を持つなど攻守共に優れた兵科ではあるが、重い対物火器を複数持つ事を要求されるため補給兵以上に装備重量に悩まされ、その機動力はかなり低い。

なお対物火器は消耗品なうえ自腹なので一番財布にやさしくない兵種でもある(ワーカーの地具もそうだが、対物火器ほど消費は激しくない)。


キャラクター編集

基本的に各師団は師団長と副長の2人で構成されているが、黒師団だけは師団長+事務2人の3人となっている。

青師団

赤師団

白師団

黒師団


コラボレーション編集

本作と他のゲーム作品やアニメ作品のコラボアイテムも期間限定で配信された。何れも衣服アイテム関連で、課金ガチャプレイで入手できた。


アニメ

ゲームポット運営ゲームクロスコラボ

  • ペーパーマン - メビウス終了後もたまペーパーマン内で復活することがある。

外部リンク編集

メビウスオンライン[公式]

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