うわさ
事件が発生してから、人類は昆虫と何の違いも無いことをメリーは悟った。
彼らが忠実心を見せるのは、決まってあなたを必要としている時だけだ。
概要
アプリゲーム「IdentityV」に登場するサバイバーの女性。
実装前に「メリー・プリニー」と翻訳されたことから、pixiv内にはそちらの表記の作品が多少ある。
ストーリー上では小説家、記者、作曲家そして探鉱者と共にゲームに参加している。
2022年9月8日に行われた公式座談会より、ハンター化が発表されている。続報を待とう。
プロフィール
名前 | メリー・プリニウス |
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出身階級 | 平民 |
年齢 | 28歳 |
誕生日 | 12月22日 |
趣味 | 花の栽培 |
長所 | 昆虫研究、オリエンテーリング |
嫌いなもの | 騒音、白色、鏡 |
好きなもの | ハチミツ、花、帽子 |
CV(日本語吹き替え版) | 甲斐田裕子 |
キャスト(舞台版) | 真辺彩加 |
容姿
サバイバーの初期衣装では被り物をかぶっており、顔が全く見えない。これは昔のヨーロッパで使われていた養蜂帽子をアレンジしたもの。
2023年4月に公開されたメインストーリー中では養蜂帽子を被らず、帽子とベールを着用したものになっている。
記者には「女性にしては高い身長」「女性にしては大柄でがっしりとした体つき」「服の生地と仕立ては上質なもので、生活は豊かだけど派手な趣味ではない」と分析されている。
UR衣装等でも口元が見えるものもあり、向かって右側の頬に痣らしきものがあるものの顔の造作自体は美人であることがうかがえる。
公式から配布されている3Dモデルの解析により素顔・髪型が判明している。
性能
外在特質
- 昆虫研究
虫取り網を携帯し、使用すると前方に虫の群れを集めることができる。
集めた虫の群れは追い散らしボタンを押すことで自ら追い散らすことができる。
虫の群れは生成された場所で障壁を形成する。
ハンターが虫の群れを通過すると妨害を受け、70%の移動速度が減少する。
サバイバーは影響を受けず、同時に障壁は一部のスキルの貫通を防ぐことができる。
虫の群れを集めた後は視点を切り替えることができ、虫の群れを指揮して左右に方向転換させたり、前へ移動させることができる。
虫の群れが素早く移動している間、操作していないサバイバー(昆虫学者自身を含む)を前方に押し進め、同時にハンターの移動を妨害することができる。
ハンターは2回攻撃することで虫の群れを追い散らすことができる(攻撃回復を触発しない)。
- 調製試薬
複数の種類の昆虫の摘出物を混ぜ合わせてできた特殊な試薬。
板・窓を乗り越える時にその窓や板の摩擦を減らすことができ、サバイバーがその窓・板を乗り越える速度が10%増加する。
- 香り
身体に香りを纏っており、ハンターの視界から外れると追加で5秒位置が表示される。
衣装(スキン)一覧
UR | |
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ソフィア | 箜篌 |
溢れだす憎しみは白雪のような安らかな愛に埋もれるかもしれないが、いずれ太陽が大地を照らす日がやってくる。 | 手作業で作られた芸術品は、命が宿るあの小さな存在よりも操りやすい――血の涙を基とした改良は、より素晴らしい演出を見せてくれるかもしれない。 |
「霊の蝋燭」 | ムジカ |
永遠に広がる夜色の中で、彼女は蝋燭を1本点し、彷徨う残魂たちを最期の解放へと導いた。 | ムジカの服装。 |
約束のネバーランドコラボ。昆虫を使い切るとフードを脱ぐ。 |
SSR | |
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黒の魔女 | ダチュラ |
騙され、陥れられ、孤塔に囚われても、彼女はかつての名前を、かつての自分を諦めなかった。 | ダチュラ――彼女が与えられた花の名前はダチュラだ。闇に眠る脇役。花の妖精を呼び起こすには、ほんの少しの鮮血を浴びせなければならないのかもしれない…… |
生態圏 | 動植物教授 |
一人前の役者は流行の話題を一切逃さない。特撮、宇宙探索、美しく華奢なヒロイン……恐怖が、最も生き生きとした完璧な演技を彼女から引き出した。残念ながら、その綺麗な顔は突然彼女を侵蝕した小型「生態圏」に覆われてしまったが。 | 蛾は人と同じ、痛みを感じた後に危険から離れる。 |
フェリス | CONY |
運命によって定められた事故が列車で起きれば、署名済みの保険契約が有効となる。何より……「二重賠償」の項目に適合する。 | CONYのプレゼント。 |
LINEコラボ限定販売 |
SR | |
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「特使」 | 反逆者 |
悲劇の始まり。影は例外なく日の光に焦がれ、暖かい太陽は氷霜を抱きしめたいと望む。 | 檻から逃げられない蝶は、とうに余力のあった羽根を折られている。 |
メイク担当 | 聖誕祭衣装 |
大都会に魅了された人々がようやく体の異変を無視できなくなった時、それを覆い隠すためにメイク担当に助けを求めた――ここには病院がなく、病院が存在する必要もなかったからだ。 | メリークリスマス!火を起こす時は、周りにいる羽の生えた仲間たちに気をつけてあげて。 |
火山の旅人 | 未知の「来客」 |
最後に火山から歩み出たのは2人だけ――いや、黒曜石が反射した鏡面には、1つの人影しか映っていない。 | 今回の災いの現象は未だ不明瞭で、原因も特定できていない……人類はまだ、あの「菌糸」を完全に理解していないのだ。遠くから来たという赤の他人は無論、古馴染みも信用するな。 |
日常 | 「動物ホルモン」 |
ベールの下に隠された面影は、日に日に馴染みのないものになっていった……たとえ彼女自身にとってもだ。 | 昆虫は「ホルモン」の誘導によって害を避ける――豊作の麦畑から遠ざかり、危険な罠に近づくのだ。 |
R |
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クロアゲハ |
光に向かって飛べば、深淵にいたことを忘れられるのだろうか? |
灰蝶 |
共生の情は、影が退いた途端に消えてなくなる。 |
枯葉蝶 |
劣悪な殻に長く囚われていると、かつての魂の輝きを忘れてしまう。 |
初期衣装 | ボロい服 |
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初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
関連タグ
IdentityV サバイバー(IdentityV) 被り物 蟲使い
キャラストーリー
背景ストーリー
昆虫学者メリー・プリニウスという人物は、生物学界で雑談のネタとして楽しまれている。その理由の一部は彼女の才能によるもの。
貧しい荘園のメイドから女主人、裕福な未亡人、そして生物学界の明星に至るまで、まるで鯉の滝登りのような物語は常に人を惹き付けた。
そして昆虫研究、特に有翅昆虫において、彼女は独特な見解を持っていた。彼女はその飛び回る小さき者たちを動かし、彼らが起こす行動を全て理解できる能力を持っているらしい。
そしてもっと多いのは彼女の容姿についての噂だ。
メリーが顔を表に出すことは滅多になく、議論の飛び交う学会よりも密林、沼地や荒野へ足を運び、そこの奇異な昆虫たちを探す方が好きなようだ。ほんの数回姿を現した時でさえ、顔全体を覆う大げさな紗帽をかぶっていた。
彼女が醜いから素顔で人に会いたくないのだと言う人もいれば、彼女が美しすぎるせいで彼女の研究ではなく、その容姿にばかり気を取られてしまうからだと言う人もいる。
背景推理(ネタバレ注意!)
1.安定 | 安全な生活は相対的に不変な環境によって決まる。 |
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1枚の写真:メリーが1人の歳の近い男性と一緒に、森の中で幸せそうに寄り添っている。 | |
2.生物相 | 私たちが本当に望むものは、表面上の生活では満足できない。 |
1枚の処方箋:眠り薬 | |
3.固体化原理 | あの苦しみに対して後ずさなる者は、それ以上の苦痛を求められてしまうだろう。 |
1冊の筆跡が乱れたノート:彼女の変わらなさには虫唾が走る。 | |
4.向光性 | 信じたいものを信じれば、幸せではないのか? |
1枚の写真:メリーが1人でテーブルに向かって座り、黙って向かいの空席を見つめている。 | |
5.底生生物 | 海の底には夢もあれば、絶望もある。 |
教会裁判所司法別居協議書:双方の司法別居を判決。 | |
6.キーストーン種 | 権利は沈黙する少数の者に握られるものだ。 |
1枚の写真:メリーがテーブルに向かって座っており、歳の近い男性が不満げな顔で彼の向かいに座っている。 | |
7.地理隔離 | 近いのに、遠い。 |
1通の招待状:我々はあなたの過去の経歴に非常に興味があります。きっとあなたのユーモアが、我が校の生徒に良い影響を与えてくれると信じています。 | |
8.絶対的寄生物 | 命の重さ、彼と私。 |
ある日の日記:私は今後の長い人生を、欠けてしまった生活を、どうやって過ごせばいいのだろう? | |
.9.異所的種分化 | 周囲の匂いに微妙な変化が起こった。 |
1枚の写真:蜂の群れがベールをかぶった女性を取り巻いている。 | |
10.母喰現象 | 新たな生命には、常に「犠牲」が伴う。 |
ある日の日記:私の精神世界を永遠に楽しく保つ方法が分かった。 | |
11.卵生 | 新たな個体が殻を破って生まれようとしている。 |
1枚の写真:メリーは1人でテーブルに向かっており、向かいの席に笑みを向けている。 |
誕生日タスク(1回目)
1通の家書
愛しの我が子へ:お父さんも私も、あなたの仕送りを今か今かと待ちわびているわ。今まで通り、一言だけでいいから言葉を添えて欲しい。あなたのことを心配しているの。
私たちが催促して、あなたを「いい年の娘」と言ったから機嫌を悪くしたんじゃないかと村の人たちは言うけれど、あなたは小さい頃から何かに怒ったことはなかったはずよ。お父さんと私が貨物馬車に乗って村から出たことがないのは知っているでしょう。私たちはただ、あなたに良いお家に嫁いでほしいだけなの。あなたと同じように荘園の使用人になった女の子たちは、執事あたりに嫁ぐのだって高望みだと言っていたわ。
あなたの手紙に、お父さんも私もビックリしたのよ。突然荘園の主人に嫁ぐだなんて……。彼と同じ話題を作るために、毎晩彼の書斎に潜り込んで虫に関する本を夜中まで読んでいるって。話を聞いて怪訝に思ったの。私たちは家事ができる夫人、荘園の管理ができる夫人、もしくは家柄の良い夫人なら聞いたことがあるけど、昆虫に詳しいから夫人になれるなんて聞いたことがないわ。それよりも、毎晩本を読んで昼間の仕事に専念できず、辞退させられるんじゃないかとても心配よ。なんせ今の仕事は、あなたが持つ全てだもの。
主人に対するあなたの感情は敬慕と感服だと手紙で言っていたわね。彼の人となり、そして才能について話してくれたけれど、私たちは昆虫についての才能というのはあまり理解できないわ。ごめんなさい。村にも虫について知っている人ははたくさんいる。長年農業に携わった経験による知識よ。もしかすると私たちの杞憂かもしれない。でもあなたに分かって欲しいの。私たちは物資的に困窮しているし、自分の可能な範囲で暮らしを改善していきたいと思っているけれど、何もあなたの婚姻を通して手に入れなければならないものではないわ。
あなたが行こうとしている場所が、落ちてしまった時はお父さんや私では受け止めきれないほど高いんじゃないか……お父さんも私も、怖いの。
愛してる。
アナ・エンドロフ