概要
『サンサーラ・ナーガ』においてアクパーラ大陸中央にある首都ハワプールの南東部の湿地帯に出現するヤドカリのようなモンスター。
巻き貝を背負った姿はヤドカリに酷似するが、良く見ると脚は触手で頭部にはカニのような一対の眼以外の単眼を持つ怪生物である。
ヒドラとはいうものの多頭蛇のヒュドラではなく、クラゲの仲間である腔腸動物のほうがモチーフで、特に巻き貝の表面に群体をつくってヤドカリと共生するカイウミヒドラやイガグリガイという種をモデルに考案されたと思われる。
湿地帯には、仔竜の餌となるカタツムリモンスターえすかるごんや、肉の栄養価が非常に高く売値も高価なタラバガニが出現するために狩りに向かうことになるのだが、両モンスターの中間のような姿であるこのモンスターはそこそこ遭遇率が高い。
初期設定では毒持ちで、説明書や当時の攻略本、雑誌の攻略記事ではそのように記述されていたが、作中そのような攻撃は仕掛けてこない。
単に食べても回復率が低く、獲物として売っても安価でもうけが少ないハズレモンスターという解釈で設定されたようである。
倒したあとに食べると食中毒になってダメージを受ける、もしくは戦闘不能になるという案もあったようであるが(説明書においても食べると良くない旨が記載してある)、それではあまりにもキツいと変更になったようで、同様な設定のものにはキノコモンスターテングダケや『サンサーラ・ナーガ2』のとらふぐがいる。