概要
『サンサーラ・ナーガ』ではアクパーラ大陸中央にある首都ハワプールの北部の草原に出現するフラミンゴのようなモンスター。
交差した脚で立ち、フォックス型フレームの眼鏡のような眼でこちらを見ながら極彩色の羽根を突然開いて、こちらをクラクラ状態にしてくる。
また同時出現するペリカンが、体をつかんで上空から地面に落とす攻撃を仕掛けてくるために、中途半端な防御力ではすぐに戦闘不能にされてしまう。
『サンサーラ・ナーガ2』では水の世界である第四階層マハルローカに出現し、ぐるぐる目の姿に変更になった。
鳥系なので行動が素早く、単体混乱効果の特殊攻撃「クラクラ」を仕掛けてくる。
また第六階層のコロシアム戦にも登場し、とり使いに使役されて竜使いに戦いを挑む。
リメイク作である『1×2』では『2』の姿に統一され、見た目に反し結構アグレッシブに動く。
前世に戻すマントラ「サンサーラ」をかけると一本足の鬼「いっぽんどっこ」に変化する。
とり使い
スズメらも かためなみだや カエルしす・・
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・・・・・
おわりは いつだって べつの はじまりに すぎない。
わたしは かぜと かたり、もりに いきる
なもない とりつかい。
ことば は ちんもく に、ひかりは やみ に、
せい は し のなかにこそ あるものなれ。
では、はじめよう――
※左から2番目
第三階層に出現する幅広帽にマント姿の魔物使いで、「トリッキー」でクラミンゴの他、全体混乱の「けけらけらけら」を持つワライカワセミなども使役する。
さらに金銭を掠めるスキル「しゃっきんとり」を持つ嫌な敵でもある。
第六階層コロシアムでは7戦目で戦うことになり、上記の『ゲド戦記』をモチーフにした前口上をあげて戦いを挑んでくる。
姿のモチーフはデザイン担当の桜玉吉氏が敬愛する、つげ義春氏作『無能の人』の一編で断筆作品である「鳥師」に登場する帽子にコートの男で、全部の指が第一関節で直角に曲がるという「蛇師」の手を持ち、20年ほど前に鳥の天敵であるマムシを追い払って捕らえた、素晴らしい野鳥を鳥屋に売りに来ていたのだが…
当初は亀使いとして登場する鶴の姿の老人(イラスト左端)とする案もあった。
公式イラストでは茶色い衣装であるが、SFC版『2』では青い衣装で登場していた。
なお監修の押井守氏は、演出として鳥は不吉な予兆や恐怖を与える存在として作品に登場させているのだという。