「さあ、マッカビームの話をしようか」
マッカビームとは
ゲーム『真・女神転生STRANGE JOURNEY』で初登場した敵悪魔専用スキル。
敵(プレイヤー)の所持金の25%を減少させる効果を持ち、万能属性なので防御の方法はなく、減少分のマッカは戦闘に勝利しても絶対に戻ってこない。
また、マッカビームを実装する悪魔がHPを半分以下にした時点で確率で使用してくる設定になっている。
マッカビームの評価
長い歴史を持つ『女神転生シリーズ』において、最もユーザーにインパクトを与えたスキルとして名高い。
『真・女神転生STRANGE JOURNEY』においてマッカビームが初登場するのは、二番目の舞台セクター・ボーティーズである。最初のボスを撃破し、新たなステージに足を踏み込んだとたんに、一般出現悪魔からマッカビームの乱射を受けて知らぬ間に所持マッカが激減していたというのが、大体の流れである。
特に凶悪な点として、
・ゲーム中では慢性的に金欠状態。特に新セクター移動時は、戦闘の激化による回復やアイテム購入で顕著。
・幽鬼ガキ(使用悪魔)は初見時、“UNKNOWN”なので弱点属性等が不明なため上記使用ルーチンに切り替わりやすい。
などが挙げられる。
過去作品でも『所有マッカを半減させるスキル“欲望の右手”(真・女神転生if...)』や『混乱して所持金ばら撒き(真・女神転生Ⅲ、DDSAT)』はあった。しかし前者は特定のボス悪魔のみ使用、後者は防御相性等による予防線が存在しているのに対し、マッカビームは『一般登場悪魔』が使用する『防御不能』のスキルであり、その凶悪性は他に類を見ない。
『真・女神転生Ⅳ』では、先制時や増援で登場した悪魔が使用するなど、さらに危険度が増している。
リメイク作品『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』ではHP半減による使用ルーチン切り替えが廃止されている。要は下手に旧作の仕様を意識してガキに挑むと、敵先制からのマッカビームやHP満タン状態のガキからマッカビームを味わわされることとなる。
特に新ダンジョン「嘆きの胎」の“浅層圏”ではガキ4体で構成された敵パーティが登場するため、対処を誤るとマッカビームのつるべ打ちで所持マッカ激減の憂き目に遭う危険性が高い。
公式ファンブック「シュバルツバース回顧録」では帯に「さあ、マッカビームの話をしようか」の言葉が踊り、スタッフ間で開発中から物議を醸していたことや背景デザイン担当スタッフがマジギレして使用頻度が下がるよう設定したことなど、ハートフルな内容の座談も収録されている。