日本の「ヤマニン」とアメリカの「YAMANIN」がいる。
日本のヤマニン
日本生産の競走馬。
1955年誕生。父・トサミドリ、母・クリフエン(母父・月友)。
主な勝ち鞍は宝塚杯(1958年)、金鯱賞(1959年)など。
アメリカのYAMANIN
アメリカ生産の競走馬。
父はフランスの大種牡馬エルバジェ。母はコンティニュー。コンティニューの父のダブルジェイは母父(BMS)として優秀で、アメリカで4度のリーディングBMSに輝いた。
1972年、クレボーンファーム(ケンタッキー州)で誕生した黒鹿毛の牡馬で、後に錦岡牧場の後継者となる土井睦秋が日本人オーナー土肥幸広の依頼を受け、1973年にセリで落札。
ヤマニンはアメリカで競走生活を送り、GⅠレース1勝(ワイドナーハンデキャップ)を含む10勝を挙げた。
土井睦秋は父と仲違いしてヨーロッパで修行していたが、ヤマニンの活躍で従兄弟の土井肇が仲を取り持ってくれ、日本に帰って父と和解することができた。
1978年、日本で種牡馬入りし、ヤマニン軍団の祖となった。
1999年、死去(27歳)。