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ラダス提督

らだすていとく

ラダス提督とは映画「STARWARS」シリーズのスピンオフ作品「ローグ・ワン」に登場する軍人である

概要編集

STARWARSシリーズのスピンオフ作品「ローグ・ワン」に登場する銀河帝国の打倒と民主主義国家の再建を悲願とする「共和国再建のための同盟」(通称反乱同盟)の宇宙艦隊を率いる提督である。

エピソード6やそれ以降の作品に登場するアクバー提督と同じく、海洋惑星モン・カラ出身のカラマリ人であり、初期の反乱活動を支えた猛将。なお、肌の色がアクバーよりも濃いのは、極地出身であるため。加えて、アクバーが元カラマリ王室直属の部隊の隊長という生粋の軍人だったのに対して、ラダスは惑星モン・カラ北部の水中都市の元市長というバリバリの文官出身なのが特徴。ただし、スピンオフコミックでは、帝国のモン・カラ侵攻に際して時の国王であるリー・チャー王からモン・カラ南極圏の防衛指揮を任せられ、その隙のない防戦戦術はあのターキンですら称賛するほどと、決して戦闘指揮能力は低くない。結局、モン・カラの首都ダック・シティの陥落を聞くと、カラマリ人たちは水中都市に偽装していた宇宙船「シティ・シップ」を率いて惑星を脱出。自らも政府タワーとして機能していたクルーザー「プロファンディティー」で脱出し、そのまま反乱同盟軍に合流した。


「スカリフの戦い」以前の初期反乱活動においては、反乱同盟上層部を占めていた非戦論に対抗するバリバリの主戦論者として活躍。非戦論者の持ち出す帝国との講和案に関しても、現実的観点から強硬に反対していた。「ローグ・ワン」作中でも、デススター破壊の必要性を説くジンに対して他の首脳陣ができもしない講和を口にしたり、勝ち目のない戦いだとして二の足を踏む中、唯一彼女に同調し開戦を支持した

事実、反乱同盟に参加した惑星が帝国へ恭順の意を示したところで、良くて徹底的な支配と搾取、悪ければ大虐殺が関の山だっただろう。特にカラマリ人のような非人間種族は帝国から激しい差別政策を敷かれており、ラダスからすれば同族たちのためにも戦うしか道はなかったということもあるだろう。


その後、開戦に踏み切れない上層部に反発したジンたち一派が押収した帝国輸送船を奪ってデススターの設計図のある惑星スカリフに向かったことを知ると、自らも軌道上に停泊している旗艦「プロファンディー」に乗り込み、独断で指揮下の艦隊を率いてスカリフへ出撃。これにスカリフ周辺の帝国軍が戦闘を開始した(ジンたち率いる「ローグ・ワン」分隊の奇襲攻撃による)との通信を傍受した反乱同盟軍司令部は、半ばなし崩し的にではあるが帝国との全面戦争を決意。ラダスの座乗するプロファンディティーを筆頭に全戦力をスカリフに向かわせ、ここに銀河帝国と反乱同盟の初の全面戦争である「スカリフの戦い」が開戦した。


「スカリフの戦い」ではスカリフ軌道上に展開する2隻のインペリアル級スター・デストロイヤーや大量のTIEファイター、さらに惑星シールドの閉鎖による地上兵力との通信途絶に悩まされたが、地上部隊からの通信再開を信じスターデストロイヤーとシールドゲートの破壊を命令。敵の圧倒的戦力に押され、一時は旗艦のシールド出力が50%以下になるなど大損害を被るも「今更引き返せん!」と継戦を指示。ここらへんの振る舞いは、エンドアの戦いで第二デススターのスーパーレーザー砲が稼働状態と知るや戦況立て直しのため撤退を主張した同族アクバー提督とは好対照と言えるかもしれない。もっともエンドアの戦いでは撤退しても再起できる見込みはあったが、ラダスの場合ここで退却してしまえば同盟首脳陣が反乱自体を諦めかねないという背水の陣だった。

しかし、スターファイター隊の奮戦もありスターデストロイヤーのうち一隻を戦闘不能に追い込むことに成功。そこに地上で奮戦している「ローグ・ワン」の通信が入ったことで、スターデストロイヤーとシールドゲートを同時に破壊する作戦を立案。友軍のハンマーヘッド・コルベットを無力化したスターデストロイヤーに体当たりさせ、もう一隻のスターデストロイヤー、そしてシールドゲートに衝突させるという力技で見事に惑星シールドを破壊、スカリフ地表からのデススター設計図を受信することに成功する。なお、この作戦はラダスにとっても辛い決断だったようで、表情にこそ出してないものの、生還の見込みが少ないコルベットの艦長や乗組員の名前を自らの曾孫たちにつけることを心に誓っていた(コルベットの乗組員はポッドを使って脱出に成功しているが、スカリフへ降下するしかなかったため後にデススターからの砲撃で死亡した)。

その後、設計図は無事に受信するもスカリフの帝国安全管理施設はデススターの砲撃で壊滅、ローグ・ワンのメンバーもその攻撃に巻き込まれ生還は絶望的になり、指揮官として滅多に戦友の死への悼みの感情を表さないラダスも「ローグ・ワン、フォースとともにあらんことを」と呟き、残存艦艇に撤退を指示。(劇中のローグ・ワンへの「今少し待て」の発言などから、地上部隊の脱出を支援するため彼らの生還が絶望的になるまで軌道上に踏みとどまっていたと考えられる)

だが、直後ダース・ベイダーが座乗するスターデストロイヤー「デヴァステイター」がスカリフの軌道上に出現。旗艦である「プロファンディティー」は集中砲撃を受けて無力化され、ダース・ベイダー率いる帝国軍に乗り込まれ制圧されてしまう。

ラダスもこのとき戦死(※1)したが、受信した設計図は「プロファンディティー」に格納されていたメッセンジャーを乗せたコルベットにより反乱同盟司令部に向けて送り出された。そして、もたらされた設計図は後に銀河史上に残る大勝利をもたらすことになる。


以上の経歴から、彼の名は反乱同盟軍、そして後身の国家である新共和国では重要な意味を持っており、新共和国時代レイアの旗艦には彼の名前がつけられている。




※1

最期は描かれていない。

乗り込んできたトルーパーたちと交戦して戦死したか、捕虜になって情報を吐かされるのを防ぐため自決したと考えられる。


関連タグ編集

STARWARS ローグ・ワン アクバー提督

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