概要
姿はその絵本に登場する雪の精霊・スネグーラチカを模している一種の付喪神。
雪や氷を操る強力な能力を持っているが、熱湯等の熱い物が弱点。
また、精神性が未熟故に完全に制御しきれていない。
生意気盛りで口も悪いが、根は友達思い。
ロシア語を多用する。
経歴
元々は、ロシアのとある家族が持っていた絵本から生まれたが、その本体である絵本が売り飛ばされ、そのまま巡り巡っていく内に来日。
全く知らない土地に一人放り出され、孤独に苛まれていた所を、「ウーちゃん」こと雲外鏡に声を掛けられ、親しくなる。
そして、雲外鏡が人々から忘れられつつあり、衰えていく一方である日本の妖の現状を憂い、妖の王の座に収まることで復興を考えていると知ると、恩返しもかねてそれに協力。
以後、現在の王である花奏すずに対し、雲外鏡と共に自分達の能力を悪用して嫌がらせを繰り返し、彼女を妖から遠ざけようとした。
しかし、彼女を警護していた風巻祭里の一計にハマってしまい、半ばやむを得ず雲外鏡の力で鏡面世界に彼女達を飛ばすと、雪合戦で決着を付けようとする。
雲外鏡とのコンビネーションや、鏡面世界の地の利を活かして優位に立つも、祭里の祓忍術の前に敗北。
それを雲外鏡から「ポンコツ」となじられたことで、嫌われたと思い込み、感情を爆発させ暴走。
トナカイを模した巨大な雪の巨人を作り出し、鏡面世界を破壊し始め、ラチカを暴走状態に追い込んだ雲外鏡も手に負えなくなるや否、シロガネにあっさりと助けを求める。
そのまま放っておけば妖力を使い果たして死ぬ危機に陥るも、祭里の助力で自身に駆け寄ったすずに抱きしめられたことで正気に戻ると、雲外鏡と仲直りし、更に今までの悪行もすず達に謝罪したことで和解した。
その後はすずの口利きもあり、歌川画楽の姪として、雲外鏡と共に彼のアトリエで暮らすことになる。
しかし、画楽がすず達を裏切ってカゲメイ側についたことにはシロガネ共々強い怒りを抱いており、彼を裏切り者呼ばわりしている。
画楽がカゲメイ側についたその後は雲外鏡と共に祭里の家に移り住んでおり、祭里の祖父である風巻清弦のことを「ジェド」と呼び懐いている。