概要
『うる星やつら』の劇場版オリジナル長編アニメーションの第4作。1986年2月22日公開。
非常にシリアスな作風が特徴的。また、ゲストキャラクターは皆無となっている。エンディングでは過去の劇場版のゲストキャラクターが姿を見せている。
TVシリーズ終了直前の上映であり、タイトルのように映画シリーズの最終作となる予定だった。そのためアニメシリーズのトリを飾る意欲作になるはずだったが諸々の事情により脚本を初稿から大きく変える羽目になり、2時間近くあった内容が90分に圧縮されたため説明不足でよくわからない内容になってしまい劇場版二作目とは違った意味で問題作になってしまった。
その後、結果的には劇場版は本作以降2作製作されている。
主なあらすじ
あたる達は、面堂家に伝わる「鬼姫伝説」をヒントに映画を作っていた。面堂家の庭に立つ樹齢300年の老木「太郎桜」は、老朽化が進んでおり映画のストーリーに合わせて切り倒してしまうことになっていた。切り倒した後、それにより友引町には天変地異が降り注ぎ、太郎桜のあった場所は盛り上がり、山となって頂上に水が入り込み、湖と化した。ラムは体調を崩し超能力を徐々に失い、面堂やしのぶ、メガネ達もラムの存在を忘れつつあった。また、ラムの写っていたはずの写真からも、ラムが消えていた。
主題歌
「メランコリーの軌跡」
松永夏代子による主題歌。作詞は銀色夏生、作曲は玉置浩二、編曲は大村雅朗。