リュウバイオレット
りゅうばいおれっと
龍の道に生き、龍の道を進む。私がやらねば誰がやる!
リュウバイオレット!
司令官ショウ・ロンポーが変身(スターチェンジ)した姿。
スキルキュータマをチェンジキュータマに転用する技術によって誕生した疑似キュウレンジャー。
試作型の為にメガシルバーと同様に時間制限があり、イカーゲンから偽物呼ばわりされた。
変身時の掛け声である『ウィッシュ・アポナスター(Wish upon a star)!』は和訳すると“星に願いを”となり、チェンジキュータマを使用するキュウレンジャー正規メンバーとは違う事を如実に示している(※宇宙を救う力を持つ正規メンバーに対してその願いを託す立場と言う事だろう)。更に変身者のショウ自身、若い頃その力を過信した結果ビッグベア総司令を始めとした反乱軍リベリオンの同胞を多く失ってしまった経験からバイオレットになる事を自ら禁じていた。
だが、自らと因縁深いイカーゲンとマーダッコがキュウレンジャーを悉く返り討ちにしたのを契機にチェンジ、加勢に入って圧倒したが時間制限によってすぐに不利に追い込まれてしまう。
その時は相手がスパーダを人質に取って撤退した為に難は逃れたが、翌日ショウは他のメンバーに嘘をついて足止めした上で単身赴きスパーダを救出。そのまま敵と戦い、キュウレンジャー未満である自分が捨て駒になる事でキュウレンジャーを生き延びさせようとする。
だがその行動は、命を捨てようとするショウを見ていられないスパーダや、ショウの行動を予感して付いて来たラッキー(※一回追い付かれたが、じゃんけんに持ち込んで腹を殴り気絶させた)及び彼がいない事に気付き追い掛けて来た他のキュウレンジャーに制止させられる。
そこでショウがラッキーの励ましを受けた時、キュウレンジャー全員(別行動していたメンバーも含む)のチェンジキュータマが輝きキューエナジーをリュウキュータマへと送った。更にこれへ反応して、リュウ座より現れたリュウボイジャーがショウに自分がやりたい事を問い掛ける。
そして、それに対して「自分もキュウレンジャーと共に戦いたい」とショウが告げたその時、リュウキュータマがスキルキュータマからチェンジキュータマへと変化。それをリュウツエーダーに装填してスターチェンジした事でショウは10人目のキュウレンジャー・リュウコマンダーとなった。
かくして、鯉が滝を登り龍となる伝説の如く、“救世主に願いを託す戦士”は仲間達との絆により、“龍の道を『究』める新たな『究』極の『救』世主”と化したのだった。
基本型はヒューマンタイプだが、黒色のベスト状アーマーが装着され、他のキュウレンジャーの左胸にある星のデザインと珠が真ん中に施されている。また、珠は白い大理石のような白地に黒いムラのある柄になっている。バックルも白地に紫色のキュウレンジャーエンブレムと同じ形の星が描かれているものになっている。
両腕・両足は白色。
キョウリュウバイオレット:部分一致だと一緒に検索に引っかかってしまうスーパー戦隊の先輩。同じ紫色の竜の戦士であり、宇宙も守備範囲に入っていて、(初代は)声優が演じている等案外共通点も多い。
トッキュウ7号:外見がよく似ている。マスク以外はこのスーツの改造という説がファンの間では優勢だったが、ベルトとブーツはトッキュウジャーを流用・スーツ部分は新造ということが監督から言及された。