概要
先見の聖女マグダレーナと並ぶ、この作品のもう1人のキーパーソン。
通称は『未調律体人間リリス』。アイオーンに発見されたばかりの時は、『魔界(パンデモニウム)の首』と呼ばれており、目に生気のない女悪魔の生首風の容姿で、本体以外にも女の悪霊複数が取り巻いていて、大暴れしてジェナイとリゼールに致命傷を負わせた。
本体は魔界(パンデモニウム)の中枢代行制御体(コアブレインエミュレーター)として、巨大な水竜(三月の魚座の晶喚獣にも似ているらしい)の形をした魔界に埋め込まれていて、お腹の大きい妊婦のような形をした息をする『装置』だった。
アイオーンが世界のメカニズムを壊すべく覚醒させようとしていて、マグダラ修道会の修道騎士たちや地上代行者たちが覚醒を阻止するも、(元のリリス本人ではなく)女の悪霊複数が乗り移った、実体のない霊体のような容姿の『魔界(パンデモニウム)そのもの』として覚醒。
幽体離脱したロゼットの肉体を乗っ取ろうとするも○○○○○○の幽霊の助力でロゼットは目を覚まし、同時にアイオーンはクロノとロゼットに撃破され、敗れ去る。
※感動的なシーンだが、作者が勧善懲悪を好きじゃないせいか、完全なハッピーエンドと捉えて欲しくないせいか、ドラゴンエイジの画集で『石破ラブラブ天驚拳』と茶化されてしまった。
仮にロゼットの身体乗っ取りに成功していたら、ロゼットの身体がそのまま死んでいたか、ロゼットが新たな中枢部にされていたかは不明(アニメ版のロゼットの黒聖女化は、後者に少しだけ近い設定であった)。
正体
本体の正体は、双子の兄弟であるクロノとアイオーンの○○であり、亡骸だけが残っていて、魂は残っていなかった。
分かりやすくいうと、外の人(及び存在の概念)だけがリリスで、中の人は外部の人間たちが勝手に考えた性格やルールでリリスではなかったのである。
彼女に限らず、魔界(パンデモニウム)の中枢部には、今までに何名もの女性が連れて来られてはめ込まれ、身代わりにされた女性たちは人数を掌握できないほどであり、悪魔を産んで魔界を管理する女王蜂のような存在とされてきた。
言葉は悪いが、頻繁に中枢部で輪◯や強◯や無計画な子作りが行われる中で、和◯が混ざっているかどうかすら分からなかったのである。
また、悪魔の先祖は○○○であるとされた。
初登場時の生首姿は作者に『物体X』とされる不気味な容姿だったが、回想シーンに登場した本来の姿のリリスは、人間の母親となんら変わりない褐色肌の妊婦であり、オマケ漫画に登場した『女の子版クロノ』に近い容姿だった。