注意
この内容は性的かつ暴力的な内容が含まれています、閲覧は自己責任で!
概要
その名の通り、「ヤる」、つまりセックスすることを目的にしたサークルの一種とされ、場合によっては構成員が強姦等の犯罪を起こしたとして処理され退学処分等になる場合がある。
形式
この種のサークルは、表向きには「通常の部活名」および「一般的な活動内容」を掲げており、元はまじめなサークルが変質した(この種のサークルの場合、男女で競技が可能なスポーツ、たとえばテニスなどや、交流を目的としたサークル等がそうなる場合が多い)か、または当初からサークル活動を隠れ蓑にして活動している場合との場合が存在する。東京大学の事件では「誕生日研究会」なるサークルの実態がそれであったとされ、交流目的の不自然な名称や活動である場合もある。
活動
この種のサークルの主たる目的は「セックス」であるが、そのためには人を集める必要があり、コンパや飲み会等のイベントを主催したりする場合が多く、形式としてもそれを目的として同意の上で乱交を行うものと泥酔等意識を失わせた上で強姦により目的を達成するものが存在するといわれる。主に同じ大学内ではなくインカレサークルのような学外に対して犯罪性が露出されやすい。
現状
フィクション
このサークルに関しては、フィクション作品で扱われることが多く、糸杉柾宏の漫画『XH-クロスエッチ-』や、AVのタイトルや台詞にも「ヤリサー」の言葉が使われており、その通りに異性交遊を目的に活動している場合が存在する。
実態
この種のサークルの存在は、フィクション作品の中だけと思いきや、現実でも20世紀後半には存在していたものの明るみに出ることがなかっただけであり、2003年に報道された早稲田大学生による悪質な集団強姦が摘発された「スーパーフリー事件」が世間を賑わせたことにより、その存在が認知されるようになった。
以降、次々とヤリサー含め大学サークルによる未遂を含む強姦事件が炙られるようになった。
都内の女子大では、学校名とサークル名を名指しでヤリサーであると注意喚起した実例があり、もはや社会問題の一つと言える。
2014年には慶應義塾大学でも表向きテニスサークルだったヤリサーが度重なるトラブルを理由に大学側から解散命令を受けている。参照
ちなみに、およそ遊び人の印象が無い難関大学にもヤリサーは存在するため、「大学のレベルが高いから安心しても大丈夫」という先入観は危険である。
先述のスーパーフリーも、首都圏の難関大学の学生が主な構成員であった。