概要
2017年11月9日に放送されたエピソード。
『サン&ムーン』編放送開始から1年を迎える節目の時期であり、アニメシリーズが通算話数1000話目を迎えた記念すべき回でもある(※)。
20周年スペシャルで放送された「ニャビー、旅立ちの時!」同様、内容が終始シリアス回である(これ以降の話もしばらくはシリアス寄りだが、基本的には本作の特徴である変顔等といったリアクション芸を加えている)。
※今まで放送された本編話数(よって欠番も含む)とXY番外編の「最強メガシンカ」4話の合算。
本編要約
ククイ博士宅でのお泊り会の帰り道、ほしぐも(コスモッグ)によってテレポートされたリーリエは、グラジオと再会。そこでタイプ:ヌルを目にした事で過去のトラウマが蘇り、再びポケモンに触れなくなってしまった。
過去に何があったのかを思い出したい彼女は、学校の帰り道サトシと共に、家族との思い出の地をほしぐものテレポートで巡っていく。最後にやってきたのはエーテルパラダイスの地下研究区画。
その頃ザオボーは過去の自分の失敗が明るみに出るのを恐れ、グラジオからヌルを奪還、そしてリーリエを誘拐し記憶をかき消そうと画策していた。彼に雇われ働いていたロケット団3人組に記憶改ざんのためにリーリエを誘拐するよう命じるも、
「人もポケモンも、毎日起こる色々な些細な出来事や記憶が、たくさん積み重なって出来上がっている」
という事を訴えられ一蹴される。その後は手持ちのフーディン、スリーパーでサトシ達を圧倒するが、そこへグラジオとルザミーネが駆け付ける。
フーディンに捕らわれる自分の姿と目の前にいるヌルの姿が、あの時の記憶と重なっていく。その時ヌルが拘束具を破って真の姿のシルヴァディとなり、フーディンとスリーパーを圧倒。リーリエの救出に成功した。
過去の記憶を取り戻したリーリエは、他のポケモンたちにも抵抗なく触れるようになり、ルザミーネとも和解したのであった。
余談
サンシャイン池崎、声優初挑戦
この回では通算話数1000回を記念し、サンシャイン池崎が声優に初挑戦。彼が声を充てたのはザオボーのスリーパー。このスリーパーは、ザオボーにとって不都合な記憶をかき消すための催眠要因ポケモンという重要な役割を担っている。