概要
サー・ルイス・カール・デビッドソン・ハミルトン（Sir Lewis Carl Davidson Hamilton, 1985年1月7日 - ）。
アフリカ系イギリス人の父親アンソニー・ハミルトンと、白人系イギリス人のカーメン・ラーバレスティアの2人の長男として誕生。なお、ルイスの名前は陸上競技の短距離走などで当時の数々の記録を打ち立てたカール・ルイスにちなんで名づけられたという。
幼少期はアイルトン・セナの大ファンで、ハミルトンもセナのオマージュから黄色いヘルメットを着用している。
1993年、8歳でレーシングカートを始める。2年後の1995年、10歳の時にイギリスカートチャンピオンを獲得したのを皮切りに幾つかのタイトルを獲得。
2007年、マクラーレン・メルセデスからF1デビュー。「F1史上初の黒人ドライバー」「マクラーレンの秘蔵っ子」などの愛称として注目を浴びる。
この年は2005年・2006年の世界チャンピオンだったフェルナンド・アロンソがチームメイトだったが、第6戦カナダGPで初優勝をあげると、最終的にドライバーズランキング2位に入るなど大器の片りんを見せる。
翌2008年、最終戦ブラジルGPで5位に入賞し、当時の史上最年少記録である23歳と300日で世界チャンピオンとなる。（2010年にセバスチャン・ベッテルが23歳と148日で更新）
また、この年に大英帝国勲章を受章。騎士を表すサー（Sir）の称号を賜る。
2013年からメルセデスで参戦し、2025年からフェラーリへ移籍する予定になっている。
世界王者のタイトルは、23年9月時点で2008年、2014年、2015年、2017年、2018年、2019年、2020年と7度獲得している。
優勝回数105回、表彰台登場回数201回、ポールポジション獲得回数104回など数々の歴代最多記録をもつ、トップクラスのF1ドライバーとなっている。
