ルシアス(キンスレ)
るしあす
「あなたを祝福します。幸福、平和、栄光。そのすべてがあなたと共に。」
ルア修道会の大司祭であり、女神ルアに直接選ばれた聖者。フレイの兄弟子であり、ボードワンは同僚。
元はリカルドが団長を務めるルア聖騎士団に所属する聖騎士で旗手だったが、19歳の頃に身体に聖痕が現れる。これは女神ルアの意志により「祝福の聖者」として選定された証であり、以後は世界を渡り歩きながら女神の光を必要としている人たちに、その光を分け与える役目を負っている。
しかし魔族の活動が活発になり、巨大化する闇の力に気付いたため、再び戦線へ立つ決意を固め、王国に戻りリカルドら聖騎士団と共に行動している。
おだやかで品行方正な人物であり、苦しむ人や苦難に陥った人達を救うために尽力を惜しまない善性の持ち主。その性格と女神より授けられた祝福の奇跡により、数多くの人を救ってきたため半ば生ける伝説と化している。大司教の地位にあることからも、ともすれば堅物な印象を受けるかもしれないが、聖夜のイベントでは小さな子どもたちを取りまとめるお兄さんっぷりを発揮し、また自身も釣りや虫取りが大好きであったりと茶目っ気もある。女神ルアやルア教を信仰してはいるものの妄信して絶対視しているわけではなく、例えば教会から悪霊の討伐を命じられた際も彼女に出会ってその本質を見抜き、処断するのではなく光へ導かれるように道を指し示すような、柔軟な対応を取ることもできる。しかし一方で、不正を働いたボードワンに制裁を加えるなど怒らせると怖い。
ストーリーでは9章に登場。リカルドやボードワンらと共に、新たに現れた魔王や魔女と交戦する。
エスカーとは幼馴染であり、旅の占い師の旅団であるスターダストがルシアスの住む村に巡業しに来たときに知り合った。スターダストの公演団は毎年1回しか訪れないので、2人はお互いを忘れないため自身の宝物を交換し合うほど仲が良かったが、エスカーはスターダストを脱退してしまったため、その後の行方を追っている。
各地を巡行していたため顔が広く、砂漠の神殿に居るライアスや森に住むエルフの姫であるセレネ、森の賢者ローレインやオークの呪術師カウラらと面識がある。