概要
タデ科ダイオウ属の多年草。日本や中国で古くから生薬として用いられてきた大黄(ダイオウ)と同属。ルバーブ(rhubarb)は英語名で、北欧やイギリスなどで春に収穫した葉柄を食用とする。
葉柄には強い酸味とアンズやベリー類のような甘い香りがあり、甘く煮てジャムやコンポートやパイなどの製菓材料にする。日本ではあまり馴染み深い野菜とは言えないが、地方の直売所や道の駅などで赤く色づいた葉柄を束ねて売っているのを見かけることがある。
葉には有毒成分であるシュウ酸を多量に含むため食用にできない。葉柄にも微量のシュウ酸を含むが、よほど大量に食べない限り人体に害を及ぼすことはない。