曖昧さ回避
ARMSのレッドキャップス
概要
敵組織エグリゴリの刺客である特殊部隊。
その名の通り、赤いベレー帽がトレードマークで妖精の一種であるレッドキャップが由来となっている。
隊長のガウス・ゴールを含めたメンバーは容姿こそ10代の若者であるが、メンバー全員が元は高齢の退役軍人であり、自身の脳を若いクローンの肉体に移植して現在の姿となった。早い話が見た目は子供、頭脳は大人。
また、クローン自体がX-ARMYの実験データで得た超視力・再生力・テレパシーなどといった特殊能力を持つ超人でもあり、軍隊で培った知識と組み合わせる事でX-ARMYの良いとこ取りと言える能力を最大限に活かす事が可能となる。
ちなみに器となるクローンを生産する際には短期間で赤子から青年へと急成長させるための因子が組み込まれているが、それと同時に老化も速くなっており、定期的に不老処置を施す必要がある。
作中での活躍
初登場時に高槻涼達と和解したX-ARMYを用済みとして処刑していた。
その後、オリジナルARMSを持つ涼達を捕獲するためにキース・レッドと共に武力で藍空市を占拠し、現役時代に小国カダスを壊滅させた「スナーク狩り」で民衆を暴徒化させ、ターゲットとなった涼達を苦戦させたが、兜光一率いる警察や高槻美沙の介入で形勢逆転してしまい、その過程でオリジナルARMSを覚醒させた新宮隼人と巴武士の反撃で敗北してしまう。
最期はガウスを含めたメンバーが急激に老化して死亡した事でレッドキャップスが壊滅。
なお、レッドキャップスは事前に不老処置を聞かされていたものの、当のエグリゴリが不老処置の制限時間を偽って教えていたらしく、皮肉にも自分達が処刑したX-ARMYと同じく最後まで「使い捨ての存在」として命を落とすという皮肉な末路を辿る事となった。…もっとも、アル・ボーエンの言葉を借りれば、エグリゴリといえども便利な超人兵士を都合良く作れないという事情もあったが。