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解説

CV:田村ゆかり

魔界戦記ディスガイア2のヒロインであり魔王ゼノンの娘。通称は「ロザリー」。

シリーズ内における得意武器は「銃」である。公式イラストなどで所持している銃は「ノーブルローズ」。

固有技ではガトリングを出して攻撃する。

容姿

赤や黄色の大きなリボンとフリルをあしらった、黒い胸開きドレスを纏っている。

プロポーションも非常に良く、ディスガイアD2でのゲスト出演時には、ラハールには「そのムチムチした身体をオレさまに近づけるな!」と言われ、同行していたエトナには「胸もデカくて、ムカつく」と目の敵にされている。

なお背中には魔族特有の羽を持つが常に生えているわけではなく、本人の意志で出したり消したりできる模様(むしろゲーム中では生えていないことのほうが多い)。

性格

高飛車で傲慢。喋り方は古風だが落ち着いており、如何にもなお姫様。一人称は「余」。

だが、初対面時のエトナに「ペチャパイ」呼ばわりして彼女を怒らせてしまうなど、思慮に欠ける一面も。

詳細は下記の通りだが筋金入りの箱入り娘で世間知らず。

魔族だが確かな「愛」を欲している節が有り、そのせいもあってか、父である魔王ゼノンにかなり依存している。

ディスガイア2の主人公アデルに対しては物語当初は不信感を抱き、反目していたが徐々に心を開き、ノーマルED以降は完全にツンデレと化している(そのためか、コロシアム編でアデルと因縁のある悪魔・エレノアとの関係をアデルに問い詰めるも、はぐらかされて嫉妬心を見せていた)。

とはいえED以前からアデルの家族であるハナコやタローの心配をしたり、少なからずアデルのことを思う場面があるため、元々根は優しい様である。

甘いものよりも血の滴るような肉が好き。

そんな彼女だが、実はディスガイアシリーズのヒロインの中ではかなり常識的な思考の持ち主だったりする。というのも、ディスガイアシリーズのヒロイン達は、サディストで野心家な家来根っからの愛マニア常軌を逸したボランティア精神に溢れる賑やかし要員言動、性格ともに電波じみたプリニーもどきすべての男は自分にかしずくと本気で信じているワガママ女王様頭がお花畑のお姫様天然ボケの日ノ本オタク等々、良くも悪くも常人離れした思考の持ち主が多い。

このため基本的に世間知らずこそあれど、言動や性格ともども他のヒロインと比べると非常に人間臭いロザリンドが常識的なのはある意味当然といえる。

本編での活躍

オープニングで魔王ゼノンと間違われて主人公の前に召喚されてしまう。文字通りの箱入り娘で城の外に一歩も出たことがないばかりか、城の場所すら把握していなかった。また、魔王の娘であるがレベル1であり戦ったことすらない。

最初は主人公であるアデルをはめて殺そうとティンクと画策するがアデルやその兄弟であるハナコタローに触れていく内に思い悩むようになっていく。

物語の途中やエンディング時に、普段のロザリンドとは異なる力を発揮すること(リンク先ネタバレ注意)がある。

仲間殺しの回数が多いバッドエンディング時には普段のロザリンドとは異なる力を発揮した後、悲惨な結末を迎え、後の展開もプレイヤーにトラウマを植え付けるような内容になっている。

そんな彼女の正体とは……。(リンク先ネタバレ注意)

漫画版

へかとん先生の漫画版では、原作よりも恋愛描写が強烈になっている。

魔界戦記ディスガイア4では同作者のアデルとロザリンドが描かれたカスタムテーマが配信されている。ハートポッキーに加え、真っピンクに包まれた背景に包まれている。原作以上に甘々な二人の姿は必見。

他作品での活躍

魔界戦記ディスガイアPORTABLE

隠しダンジョンの「魔鏡の間」にてボスとしてアデルと共に登場する。

ディスガイアシリーズでは過去作のキャラが隠しボスとして出演し、ちょっとした茶番が見られることが定番となっている。が、残念ながら本作ではこれといったイベントもない、所謂いるだけ参戦で、仲間にもならないため多くのファンを落胆させた。

魔界戦記ディスガイアRefine

初代のリメイクであるRefineでも、隠しボスとして出演。

グラフィック以外、ほぼベタ移植であるためイベントなどの追加もないが、なんと仲間になる。

が、システムの都合上か魔物型ユニットとなっている。初代の魔物型ユニットはWMがレベル依存で転生システムとの相性が極めて悪いため、扱いが難しく、育成には愛が試される。

魔界戦記ディスガイア3~7

アデルと共にDLCとして参戦している。基本的にノーマルエンド後の時間軸であり、だいたいはアデルとは恋人(ただしお互い否定するが)のような関係である。

お金に困った両者が、相手には内緒で家を飛び出し、稼ぎ先でばったり再開。互いの事情を知ってその場でイチャつき始める、という流れがお約束となっている。

6では屋敷に迷い込んだゼットに絡まれ、7ではすっかり馴染みとなった1の面々と旅行者として登場する。

ディスガイアRPG

第一部の第三章にてメインキャラに抜擢される。

『2』の10年後とされており、アデルとの関係も彼からのプロポーズを待つ段階にまで進展している。また原作では触れられていなかった自身の出生や母親についても、何らかの経緯で知った模様。雪丸斧雪とも同じ一族ということで仲良くしている様子。

また限定キャラとして晴れ着ロザリンドが実装された。

またロザリーのIFの姿として雪一族として育った氷帝ロザリンドが登場した。

神代創版小説ディスガイア

2編では本編をなぞっていたが2以降はアデルとラブラブカップルとなってる模様。

余談

公式資料集ではロザリンドの母親の姿が確認できる。

雪丸と同じ雪しらべの里出身とのことで、雪をあしらった白装束で青みがかった長い黒髪にロザリンドと同じ赤い目を持っており、いわゆる「雪女」を彷彿とさせる出で立ちである。

3においてはテラクール使用時に管理者としてイラストが表示される。

漫画版にも一コマだけだが幼いロザリンドを抱きかかえて登場した。

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