赤い盾を意味するドイツ語、ロートシルトの英語読み、それ由来の姓、元の姓はハーンとも。
概要
ロスチャイルド家のモットー『調和、誠実、勤勉』
⋯1760年代、神聖ローマ帝国フランクフルトにて宮廷ユダヤ人(金融業者)だったマイヤー・アムシェル・ロートシルトが銀行業を始めた事で力をつける。
ロスチャイルドは1567に建てられた、赤い屋根の、家の名前に由来。ハプスブルク家から認められた存在。世界中に分家がある。反ユダヤ主義、陰謀論の格好の餌食となっている。世界に3つ金融グループを持っている。ロンドン、アメリカなど銀行で活躍する(代々ユダヤ人は人から嫌われていた金融業の仕事に就くことが多かったイエス・キリスト十二弟子のひとり・マタイも取税人だった)。
①ナサニエル・ロスチャイルド⋯初代男爵。ロートシルトと呼ばれた。ディズレーリとは親友だった。ユダヤ人迫害をする帝政ロシアには強い憤りを感じていた。
②ウォルター⋯2代目男爵。イギリスの動物学者、貴族。自分の子供の前でワニの解説を長々と始めるおもしろエピソードが印象的。生涯未婚だったが私生児はいた。三枚舌外交のひとつ、バルフォア宣言を作った。(アレクサンドラトリバネアゲハを発見⋯ウォルターが発見した昆虫は数多くいる。)
③ヴィクター⋯ウォルターの甥。3代目男爵。貴族、銀行家、軍人。ナチスのホロコーストに憤慨しユダヤ人を助けた。ソ連のスパイと親交があったためしばしば疑われた。
④ジェイコブ⋯4代目男爵。イギリス。21現在の当主
関連タグ
フリーメイソン⋯同じく陰謀論の煽りを受けた被害者。日本のグランドロッジである片桐氏は著書「フリーメイスン全史」にて陰謀論と結び付けられることに不快感をあらわにしていた。陰謀論には惑わされぬように。