ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ロービジ

ろーびじ

ロービジとは低視認性塗装のこと。現実の軍用機で頻繁に見られる灰色のカラーリングである。
目次 [非表示]

概要編集

low visibility、低視認性塗装とも。「現実の戦闘機軍艦の色」といえばわかりやすいだろう。その地味な見た目通り、被視認性を下げるための暗色や無彩色の塗装である。

ラウンデル(国籍マーク)や部隊章といったものだけでなく、機体表面に描かれている注意書きといったもの低い視認性の塗装で行われている。


意外にも軍用機にロービジ塗装が採用され始めたのは第二次世界大戦終結以降であり、それまではロボットアニメのような派手な色彩透明な保護膜だけで金属剥き出しのポリッシュド・スキンなどが多数派だった。前者は世界初のエースパイロット「レッドバロン」ことマンフレート・フォン・リヒトホーフェン乗機、後者は日本国民の仇敵こと「超空の要塞」B-29が代表格といえるだろう。特に後者、自分が投下した焼夷弾の照り返しで日本側の狙いがつけやすくなってしまった逸話はポリッシュド・スキンでなければこの事態は多かれ少なかれ軽減されたかもしれない。


ロービジ≠迷彩編集

記事冒頭で「現実の戦闘機軍艦の色」と述べたが、同じくそれらで当たり前の迷彩塗装とロービジ塗装は似て非なるものである。一例を挙げると、洋上迷彩は迷彩でありながらロービジの対極にある『ハイビジ塗装』である。遠距離では海に同化して視認しにくいが接近すると逆に非常に目立つ。(ただし専門書などでも「ローヒジ迷彩」と表記されることは頻繁にある。)


創作におけるロービジカラー編集

リアルロボットアニメなど兵器が物語を左右する世界観では、人型ロボットという一見で架空の兵器とわかる物の「リアル感」を演出するための道具として度々用いられる。

また灰色の渋いカラーリングは人によってはただ地味な色に見えてしまったり背景等に溶け込んで見づらくなってしまうため主役機がロービジ迷彩となることは少ないが、ガンダムシリーズ等にのめり込む人々には人気が高く、Zプラスグフフライトタイプ(どちらも大気圏内で飛行ができる機体)を筆頭にガンダムシリーズにロービジ機体が多いことからも、色を灰色にするだけで設定を増やせるロービジという概念は設定を作りたい製作者側からも、設定好きなオタクからも人気が高い事がうかがえる。

グフ・フライトタイプZ

また現実のロービジと違い、デザインが単調になることを防ぐため濃さの違う灰色や灰色に近い彩度の他の色が差し色として入っていたり、ロービジと同じく灰色に近い(デジタル迷彩の)都市迷彩と組み合わせられたりする。


関連イラスト編集

そんなわけでロボットアニメの登場メカをロービジカラーリングにしたイラストなどにタグが使用されている。


出撃ただいまー

GスカイGアーマー

【SDオリガン】G'z-A(ズィーズ・エアロ)制式型【カラバリ】


関連項目編集

塗装 迷彩 都市迷彩


フェイズシフト装甲:ガンダムSEEDシリーズに登場する通電することで色が付き機能を発揮する特殊な装甲で、未通電状態(ディアクティブモード)ではグレー系の色になることから設定的にロービジにし辛い。


ガサラキ:の演習場において紺の低視認塗装のされたロボットが行動したために非常に見づらいシーンがあった。

関連記事

親記事

迷彩 めいさい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1441

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました