概要
グフ飛行試験型の最終型。
B3型(グフ・カスタム)ベースの機体で、H型シリーズの完成型として少数が量産された。
度重なる仕様変更と実験を繰り返し、ようやく飛行を可能とした機体。
グフカスタムと共用の武装を持つ。
H4型と同じく肩アーマーのスパイクがなく、武器はグフカスタムに準じガトリング砲付きシールドが主に使用された。
一応、飛行が可能になったが飛行可能な時間は短く空戦能力はあまり高くないが、その機動力には目を見張るものがある。
本編においてはアプサラスⅢの随伴機として登場し宇宙へ脱出するケルゲレンに乗り込んだ直後にジム・スナイパーの狙撃で諸共撃墜されるなどあまり活躍らしい活躍は無かったが、BD-BOX特典映像『三次元との戦い』では橋梁という地の利を生かしガトリングシールドで距離を取りつつ攻撃するタイトル通りの立体的な戦法でシローの乗るEz-8を翻弄した。最後は生身で橋にぶら下がったミケルがシローに送った予測出現位置の情報(移動サイクルが一定なのを見抜き正確に予測)により、Ez8にインファイトに持ち込まれ撃墜された。
一方でグフ飛行試験型と違い連邦軍に接収されずデータも失われ実機も撃墜され、この機体を開発したギニアス・サハリンの部下の技術者のチームも全員死亡していることからその後のMSの飛行技術には影響は与えていないと思われる──
──が、宇宙世紀0096年にカークス隊の基地を襲撃していた海賊が運用しており、残存機の存在が明らかになった。
立体物
いずれも1/144スケールで、グフカスタムの仕様変更品として発売された。
- HGシリーズ - 『08小隊』展開時に発売された1/144シリーズ。
- HGUC版 - 2018年にプレミアムバンダイ限定で発売。翌年には仕様変更品の「21stCENTURY REAL TYPE Ver.」もガンダムベース限定(地方イベント含む)で販売されている。