CV:能登麻美子
本作品のヒロイン。飯塚和人の彼女。
和人の事は「カズちゃん」と呼んでいる。
概要
宇宙人(銀河系連盟・惑星日本人)と地球人のハーフ。自らに宇宙人の血が混じっていることに、強いコンプレックスを感じている。
自らを「宇宙人」と称しているが地球生まれの地球育ち(日本生まれの日本人)であり、宇宙に上がった事はほぼ無い。むしろ和人と交際するようになってから(また姉が宇宙からやってきてから)の方が宇宙との接点が増加している。
頭のカチューシャを起点として両後サイドに髪を垂らす特徴的な髪型をしている。このカチューシャは地球軌道上に待機している銀河系連盟(惑星日本)艦隊のバックアップ(保護)を受けるためのデバイスであり、彼女が好んで使うテレポート(転移)の能力基準点でもある。
ちなみに、このデバイス、使い方に慣れれば光学迷彩やバリア、念動力など様々な応用力場操作が可能になるが、機械オンチの成恵には、そこまでの使いこなしはできていない。(一度は和人へのイタズラ目的に使おうとしてラッキースケベを誘発してしまっている)
女性週刊誌(女性セ○ンや女性□身)が愛読書(ただし立ち読み)であるため、基本耳年増。連載後期にはハーレクインロマンスまで(古書や貸与で)嗜んでいる。ただし、その手のリアルに対してはどちらかと言えば保守的。良く言えば貞操感があり、悪く言えば堅物。
幼くして母を亡くしており、七瀬家の家計を守る小さな主婦。特売とバーゲンセールとタイムセールと見切り販売は決して逃さないスーパーの猛者。そのため本質は所帯じみた(クチさがなく言えば歴戦のおばちゃんめいた)性格であり、家事は超得意。(ただし、スーパーの猛者としての姿は「カズちゃんには見せられない」とも思っており、年頃の異性に対する恥じらいはさすがに捨ててない)
母の死因は交通事故に巻き込まれてのもの(要は交通遺児)その際に他ならぬ母親に庇われて命を繋いだ事から「将来の夢は(命を懸けて我が子を守る)母みたいな主婦(お嫁さん)になる事」と真顔で書いた(が、他の女子たちから「夢がない」「志が低い」「あんたみたいなのが女の子を貶める」とバカにされまくり「宇宙人」の事情もあっていじめに近い扱いを受けた)。
良くも悪くも一途。「小さな主婦」としての生活が長いため心理的な視野狭窄に陥りがちな一面もあり、案外と予想外のストレス状況に弱く、実は常にトラブルを力業で解決しようとする脳筋な側面があり、問題の先送りは嫌う傾向がある。そのため複雑な問題へは対処に難がある。(時間を置いたり、回り道をしたりなどすれば簡単に解決できる問題なのに、即断即決を選んだ結果として全てを投げ出しかけて和人に慌てて留められる局面が時折見られた)
良く言えば真っ当で正直、悪く言えば融通が利かず頑固。学力テストの選択問題では解らない問題には答えは書かないという確固たる(多くの者には謎な)信念を持っており家事に逐われる日常もあってテストは赤点ギリギリ常連。(和人が「解らなくても選択問題なのだからきちんと選択肢を埋めて少しでも点を取れるようにすべき」とアドバイスしても「それはズルだから嫌だ」ときっぱりと跳ね除けている)
そのため全体的に素の性格として不器用かつ生真面目で潔すぎる(あえて悪く言えば「諦めが良すぎる」ないしは「自らの手に余ると判断すると、すぐに物事や人間関係を投げ出す」ある意味で漢前の過ぎる)執着の無い性質が垣間見える。(幼くして何かを求めようとしても手に入れられない極貧の中で禁欲を貫かねば生きていけない生活が長かったので、やむないところではあるが)
そのため周囲(クラスメート)から「浮いた人」扱いされやすいが、それは周囲の無理解がそうさせているダケ。この場合、責められるのはむしろ周囲の人々に他ならず、実際、和人と交際を始めて彼や彼の友人(丸尾)のサポート(人間関係の調整)を受けられるようになってからは、その浮き具合は落ち着くようになる。
一方で、その孤独の反動から和人と付き合うようになってからは暇な時は和人にべったりとなりバカップル化した(のちに周囲の説得と苦情からある程度は弁えるようになるが、アツアツぶりは最後まで変わらなかった)。
なお、七瀬成東と誤記される場合が多いが、成東市とは無関係である。