概要
声:今野宏美
「未来日記」の舞台である桜見市内で、児童養護施設「母の里」の院長を務めている。一人称は「オラ」。7thである戦場マルコと美神愛は彼女の院の出身。院の子供達を我が子のように可愛がっており、彼らからも実の母親のように慕われている。
物理法則を無視した3頭身の体型をしている。そのため作中でも一人だけ異質な見た目となっており、ムルムルにも疑問に思われている。肝っ玉が据わっていて面倒見が良く、いかにも「お母さん」タイプの性格。登場人物の中では数少ない常識人‥‥というか恐らく全日記所有者の中で一番まともな人。
かまど当人に強い野心や目的は無く、従って本人に神の座を目指す意思は無い。しかし、「母の里」の子供達や関係者は、かまどならば良い世界にしてくれるという思想のもと、彼女を勝利させるために動いており、それに担がれる形で『ゲーム』に参加している。
名前の由来は竃と家庭の女神ウェスタ(ヘスティア)。ローマ神話においてもギリシャ神話においても聖人とされる。また、孤児の守り神としての側面を持っており、(見た目はともかく)一番神話の要素を反映したキャラクターだと思われる。3周目においてはジョン・バックスと交際しているが、ギリシャ神話においてはヘスティアがディオニュソスに十二神の座を明け渡したとされており、決して無関係な組み合わせという訳でもない。
日記
所有日記は『増殖日記』。
非常に特殊なタイプの日記で、サーバーの形状をした本体を通して他人に未来日記と同じ予知能力を与える能力を持つ。これで力を与えられた者を「孫所有者」と呼び、彼らもそれぞれ固有の「未来日記」を得る。ただし、本体のサーバーと繋がっている状態の電子機器にしか能力を与えられないため、電波やネットの通じない所では全く役に立たない。
誰を孫所有者とするかはかまど自身が自由に取捨選択でき、その日記の内容も知ることができる。彼女はこの力で院の子供達を孫日記所有者としている。
ちなみに、彼ら孫所有者が得るのはあくまで日記による予知能力のみで、『ゲーム』の参加権を得ている訳ではない。そのため、彼らに神の座を得る権利は無く、所有する日記が破壊されても、その本人および本体のかまどが消滅することはない。