CV:東山奈央
概要
千倉静留らの友だち。特に同学年の静留とは仲がよく、いつも一緒にいた。大人しめで、おっとりした性格。
2022年のある日、池袋へ一人で行った際「7G事件」の原因となる出来事に巻き込まれ、行方不明になった(とされている)。
それから2年後(2024年)、静留が新聞に載っていた写真に葉香が写っているのを発見。これをきっかけに、静留たちは葉香に探しに、電車を使って池袋へ向かうことになる。
人物
別地域から転居してきた転校生。当初は他の生徒と話が出来なかったが、静留が話しかけたことがきっかけで、静留たち4人と友だちになる。
特に静留とは仲がよかった。しっかりした部分があり、わんぱくな静留をたしなめることが多かった。
天文学が好きで、宇宙関係の仕事をするのが夢。
しかし、その夢を静留に否定されたことで彼女とケンカ別れしてしまう。
そんな中「7G事件」に巻き込まれる。夢を否定して傷付け、謝れないまま行方不明になったため、静留は葉香に会いたい気持ちをとりわけ強く抱いている。
体つきは登場人物の中では良い方である。
なお、祖母は7G事件の影響でモルモットになってしまっている。
7G事件について
西武池袋線を利用して池袋駅に着いた際、ドローンのような機械に捕まり、ほぼ強引にダイヤゲート池袋屋上の「7G開通式」会場に連れてこられる。
「ポイズン・ポンタロー」に7Gボタンを押すように言われボタンを押してしまい、物理法則が崩壊。様々な異変が生じた世界になってしまった。
関連タグ
静留「吾野柔術免許皆伝になってアリクイと戦いたい!めっちゃ賢くなりたい!なんか、めっちゃ…キノコが食べられるようになりたい。小人を絶対見つけたい!」
葉香「うん…応援する。応援なら…できるかも」
-第4話、過去のシーンでのやりとりを一部抜粋-
葉香は池袋で「魔女王」「葉香姫」と呼ばれ、ポンタローによって監禁に近い状態に置かれている。
一部の記憶を消されており、ポンタローのいいように使われ、強権政治の盾にされている。
各話の動向
第7話で渡りゾンビの女王・黒木美都によれば「池袋の女王はヤバい」と静留たちに忠告した。
さらに第8話では、大泉学園駅を支配していた『練馬の国のアリス』の敵のボスである渾沌が「池袋へ(部外者は)行かせないように言われている。」「池袋には魔女王・葉香姫」がいると言い放っている。
また、その他情報として池袋へ行くと茶碗蒸しにされる、とんでもないことになっていると言われている。
第10話にて、椎名町駅の漫画家たちにあらゆる事象を具現化させるベレー帽を与えており、池袋へ行こうとする者たちを始末させていた。
なお、上記の『練馬の国のアリス』の異変を直接的に引き起こしたのはこの漫画家たちである。
そして第9話でようやく、葉香の池袋での現状が語られる。
7G事件のあと、ポンタローは事態を隠蔽するため、葉香から一部の記憶を抹消する。その上で嘘の記憶を吹き込み、支配者として擁立する。
嘘の記憶のため、7G事件で変化した世界を「本来の世界」と思い込み、それに怒る、反体制の人々がむしろおかしな人々と思い込み、抹殺することに疑問を持っていない。
そのため、外部からは「魔女王」として、恐れや怒りの対象になっている。
希望を言うと、世界をその通りにしてしまう能力があるようで、少なくとも星が近くなったり、星空が澄んでいるのは彼女の能力によるもの(その他の事象も、葉香が願っていたことと一致しており、同様の理由による可能性があるが、今のところ関連性は不明)。
身の回りの世話は、ポンタローの部下のポチが行っている(なお「ポチ」という名は本名ではなく、自身の飼い犬・ポチさんに似ていることから葉香が名付けた)。普段の生活は吾野の自宅を模した部屋で過ごしている。
ポンタローからは胡麻をすられているが、自身は苦手だと漏らしている。
終盤ようやく、静留達と再会し、当初は思い出せなかったが会話をするうちに失われた記憶を取り戻すも7Gの影響で負の感情が増大し、静留を非難し始めるが仲間達の説得や静留の謝罪を聞いたことで自身も静留を内心見下して恨んでいたことを告白し、和解をした後、再び7Gのボタンを押すことで世界を完全に戻せなかったが自身は本来の自分に戻り、静留達と共に故郷へと帰って行った。