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概要編集

声:緑川光(ゲーム「激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球」)


誕生日は10月10日。血液型はB型。身長180㎝・体重75㎏(高校3年時)。

ポジションは投手。右投げ左打ち(プロ入り後は右で打つことも)。

心より野球を愛する熱血漢であり、その情熱と行動で周囲を引っ張っていくカリスマ性とリーダーシップの持ち主。その一方で少々自己中心的で、気が短くカッとなりやすいのが玉に瑕。作中では何度も喧嘩しており、中学時代は練習試合中に相手チームと乱闘騒ぎを起こし、高校時代は野球部に嫌がらせを働いていた不良と喧嘩してチームを半年間の出場停止に追いやってしまったこともある。


本名は山本球道。

南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)の捕手だった山本一利の長男として生を受け、母の加奈により「球けがれなく道けわし」という意味を込めて「球道」と名付けられた。球道は母がこの言葉を書いたボールを肌身離さず持ち歩いている。

幼い頃に母が失踪し、母を捜すために噂を頼りに父と共に北海道を訪れたが、以前より体を壊していた父は病に倒れ、入院先の病院で息を引き取った。

父の死後、球道の面倒を見ていた看護師の愛子が里親を名乗り出ると同時に、同じ病院に入院していた社会人野球の選手・中西大介にプロポーズし、大介がこれを受け入れたことで中西夫妻の養子となり、中西球道となる。


幼い頃より類稀な野球センスを発揮し、大介のプロ入りにより福岡で過ごした小学校時代は福岡選抜チームに選ばれ、しかも5年生ながら4番を任された。

その後大介のトレードに伴い千葉に移住。高校は最初強豪の桜ヶ丘を希望し、猛勉強の末に入試にも合格するが、それを蹴って最底レベルの弱小校である青田高校への進学を選ぶ。青田高校では1年の夏からエースとして活躍し、チームを3度甲子園に導いた(1年夏、3年春、3年夏)。

3年の夏となる『大甲子園』では、千葉県大会の決勝で影丸隼人率いるクリーンハイスクールを破り、甲子園大会の準決勝で山田太郎らを擁する明訓高校と対戦。延長18回の死闘の末に引き分けとなり、翌日の再試合も一人で投げ抜いたものの、僅差で敗北した。


高校卒業後の動向は不明だったが、『ドカベン プロ野球編』でまさかの再登場。

アメリカのオリオン大学に留学していたらしく、山田達が5年目のシーズンにドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに指名され、入団する。背番号は「001」。

プロでもその剛速球で活躍し、『スーパースターズ編』では完全試合を達成している。『ドリームトーナメント編』では、セリーグに発足した新球団京都ウォーリアーズに移籍する。背番号は「1」。


プレースタイル編集

投球・打撃・守備・走塁のどれをとっても一級品で、正に「野球センスの塊」とでも言うべき男。

投手としては無尽蔵のスタミナを持つ先発完投型にして剛速球で打者をねじ伏せるパワーピッチャーであり、投球フォームは村田兆治のマサカリ投法に近い。

カーブやフォークなどの変化球も持っているが、本人はストレートに強いこだわりを持っており、基本的にストレート一本で勝負する。変化球は調子が悪い時や、体力を温存したい時くらいにしか使わない。

最高球速は高校3年生の明訓戦で163km/h、『ドリームトーナメント編』での東京スーパースターズ戦では167km/hを記録している。スピードもさることながら威力も並外れており、明訓戦では球道の球を打とうとした里中と山田の金属バットが折れるという信じられないことまで起きている。

その剛速球とストレートへの強いこだわりから、岩田鉄五郎は「藤村甲子園の再来」と評している。


肉体の強靭さと驚異的な回復力も特筆すべき点の一つであり、何度か肩を故障してはいるものの、短期間で復活している。


関連タグ編集

球道くん 大甲子園 ドカベン


茂野吾郎:『MAJOR』の主人公。生い立ちや性格、プレースタイルなど球道との共通点が多く、作者の満田拓也も自身の作品が少年時代に読んでいた『球道くん』の影響を意図せず受けていたことを認めているため、実質的に吾郎は球道がモデルになっていると言える。

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