CV:種﨑敦美
概要
その着せ替え人形は恋をするの登場人物で、インターネットで「ジュジュ」というコスネームで活動する美少女コスプレイヤー。妹に乾心寿がおり、ジュジュとしての活動においては撮影やSNSの利用を心寿に任せている。
エスカレーター方式の女子校である桜ノ宮女子高に通う女子高生。学年は五条新菜や喜多川海夢より1つ上の2年生だが、年齢の割に童顔かつ小柄。五条新菜と喜多川海夢には当初、中学生か小学生だと思われていた。
言いたいことはきっちりと伝える気の強い性格だが、廃墟などの薄暗い場所は苦手。また、女学校通いで家族以外の男性との接触機会が少ないため、男子への免疫が少ない。
彼女の言葉に感極まった五条に手を握られた時は、あまりの衝撃に頭がショートして(アニメではブラックリリィにコンセントを引っこ抜かれて)気絶してしまう程。
人物
幼い頃に魔法少女に憧れ、現実にはなれないと知ってなお、どうしても魔法少女に近づきたいと願ったのがコスプレのきっかけ。その経緯ゆえに他者の夢に対して真摯に向き合い、新菜の雛人形職人になりたいという夢にも「素敵な夢だわ 絶対に叶えなさい」と短くも力強いエールを送っている。
現在は主に魔法少女アニメや女児向けアニメのキャラクターのコスプレをしている。元々コスプレが出来て写真を残せれば満足だったのだが、写真撮影を担当している心寿にその可愛さを他の人にも伝えたいとお願いされ、ネットでコスプレ写真を載せることを了承した。
コスプレ衣装や写真のクオリティが極めて高いことからネット上で人気が高く、海夢にとって憧れの存在であったが、コスプレイベントには顔を出さないため謎の人物と言われていた。
一部では実在するのか疑われていたほどで、海夢がツーショット写真をSNSに上げると「ジュジュ、実在したんだ」とコメントがついている。
新菜が製作した衣装でコスプレをした海夢がネット上に投稿した写真を偶然見つけ、その衣装の出来栄えに一目惚れした。そして海夢が翌日のコスプレイベントに参加することを知り、こっそりと駆け付けた現場で二人の会話から制作者が新菜であることを知ると、新菜をストーキングし、自宅が「五条人形店」であることを掴んだ。(これには新菜も内心で「行動力…!」とツッコんでいる)
後日コスプレ衣装の製作を依頼しようと直接店を訪れるが、店に向かった日に雨に降られてしまう。新菜の祖父である五条薫の厚意でお風呂を借りることになったが、そこで新菜と鉢合わせしてしまい、つるつるな部分を含めて裸を見られてしまうハプニングに遭うも、気を取り直した後は改めてコスプレ衣装の製作を依頼した。
当初は自分だけの衣装を作ってもらった上で撮影してもらおうと考えていたものの、依頼したい内容が、海夢の推しキャラでもある劇中劇フラワープリンセス烈!!のブラックリリィであったため、海夢がブラックリリィの姉ブラックロベリアの衣装での「合わせ」を頼んでくる。
一度は断ったが、撮影スタジオを借りる費用を一部出してくれると言ってくれたことから、コスプレ衣装の製作に予算を回すために要求を呑んだ。
心寿とともに、コスプレ全般や、特に撮影に関して一日の長があることから、新菜と海夢にアドバイスなどを与えつつ、撮影に臨む。
心寿のコスプレという思わぬサプライズがありつつも撮影は成功に終わる。撮影後、口では当分元のままでいいと言いつつも、衣装を作ってくれた新菜や自身に憧れる海夢との出会いにまんざらでもない様子を見せた。
その後もSNS等で海夢との交流が続いている模様。単行本10巻で妹と共に再登場。
その際に劇中劇のホラーゲーム『棺』のコス合わせを依頼されるも、即座に却下。しかし、直後にコス合わせを断った心寿の落ち込む顔を見てしまったことで、合わせの参加を決意。
実はホラージャンルそのものが苦手(ゲームもクリア出来なかった)なのだが、「心寿の姉」として気丈に振る舞い、撮影終了まで何とか乗り切っている。
前日には涼香と都からのサプライズで、ブラックロベリアのコスプレを提案される。キャラのイメージに合わないコスプレはしたくない事から、当初は突然の提案に怒りすら見せて断るが、二人の説得でコスプレを実施。コスプレを見た心寿が大絶賛したことで、改めて涼香と都にお礼を告げた。
その際に、「いつまで(コスプレを)続けていていいんだろう」と言う悩みを吐露するが、年長者二人の経験談を聞いたことで、コスプレを続ける決意を固めた。
余談
担当声優の種﨑氏は原作者・福田晋一氏の前作である『桃色メロイック』のドラマCD版に四宮まさき役で出演していた。
関連タグ
ジュジュ・クー・シュナムル:ガンガン系列作品で「ジュジュ様」と同じニックネームで呼ばれる人物。
アーニャ・フォージャー:中の人&ピンク髪。pixivでもアーニャのコスプレをするジュジュ様のイラストが投稿されている。
犬飼いろは/キュアフレンディ:作中でコスプレを行った女児向けアニメ「フラワープリンセス烈!!」のモデルとなった作品でジュジュ様の中の人が2年後に演じる事となったプリキュア。「魔法少女になりたい」という彼女の最大級の夢が実現したと言っても過言ではない。また何かの偶然か、両者共に姓に「いぬ」という読みが含まれている。