「一人は寂しいよ」
概要
乙骨憂太と、五条悟は東京都立呪術高等専門学校で生徒、先生の関係である。
どちらも菅原道真の子孫であり、超遠縁の親戚であることが作中で明かされている。
発言
- 完全秘匿の死刑執行を保留にさせた五条の発言
「乙骨憂太は 呪術高専で預かります」(0巻第1話p.5))
- 死のうとした乙骨に対する五条の発言
「一人は寂しいよ」(0巻第1話p.14)
- 特級過呪怨霊・祈本里香完全顕現の責任を追及する高専上層部に対する五条の発言
「そうなれば 私が乙骨側につくことも忘れずに」(0巻第2話p.60)
- 獄門彊封印前の偽夏油に対する五条の発言
「忘れたのか、僕に殺される前、その体は誰(乙骨憂太)にボコられた?」(11巻第p.46)
伊地知に対し教師になり、夢を語ったときの五条の発言
「彼ら(乙骨、秤金次)は僕に並ぶ術師になる」(2巻第11話p.81)
祈本里香に呪いをかけたのは自分ではないかという乙骨に対する五条の発言
「愛ほど歪んだ呪いはないよ」(0巻第1話p.56)
ビジュアル
- 0巻表紙の時点では同じ青の目。
- 服の白と黒、髪色の白と黒で反対のデザインになっている。
- 乙骨は、高専のなかでは珍しい白の制服を身に着けている。
- 高専の制服は本人の希望があればカスタムできるが(作中談)、高専の管理下にあったことと、本人の性格上その可能性は低く、高専への入学を斡旋した五条が仕立てたと考えられる。
要素
京都姉妹校交流会前の表紙でミゲルと行動を共にする乙骨が描かれている。ミゲルは五条の足止めに成功した唯一の人物であり、五条がその力を見込み、雇ったと思われる。(0巻おまけページより)
0巻でのミゲルは、五条の親友である夏油一派の人間であった。
ちなみに五条はその扉絵の前後で海外出張に行った発言をしており、アフリカ系民族のお土産を学生に配布したことにより、暗に乙骨に会いに行ったことを匂わせている。(アニメでは「海外」を強調する五条)
→海外出張は、2021/02/27放送の「漫道コバヤシ」で作者より、明言されたため確定情報となった。
17巻で五条は海外にいる乙骨に会いに行っているが、0巻の時とは違い、しゃべり方がだいぶ砕けている。冗談も言ってしまえるほど気安く(乙骨自身は冗談のつもりではないかもしれないが)距離が近い。
乙骨にとって五条は秘匿死刑を所望し、死ぬことにためらいがなかった自身を引き留め、里香の解呪に導いた恩人である。
また五条にとって乙骨は、夏油傑との決別後、教師の道を選び、強く聡い仲間を育てる地道な活動の結果である。
「発言:俺が救えるのは、他人に救われる準備がある奴だけだ」→死刑前の乙骨を説得し高専に導く。
同じく特級同士(日本に4人しかいないうちの二人)
乙骨は五条ですら会得に時間を要した、反転呪術を呪術師1年未満で会得した。(現時点で五条は他人へは使えない)
作中でも五条から「僕に並ぶ存在」と称されている力の持ち主。
五条は0巻狗巻棘との任務にて、秘匿死刑保留の身である乙骨に対し、「もしまた全部出しちゃったら 僕と憂太処分されちゃうから!!」と発言しており、責任をとるつもりだったようだ。
二人は12/24 同じ日に大切な人を亡くしている。
五条の親友である夏油傑に致命傷を与えたのは乙骨憂太である。また夏油傑との戦いで自分の命を懸けた乙骨憂太は、その結果主従関係を破棄し折本里香の解呪を完了させた。
乙骨が里香に対して、「死んじゃだめだ」と呪いになる言葉を吐いたことを五条は認識している。意図したことかは不明であるが、夏油にとどめを刺す前に呪いにならない言葉を吐いたと思われる。(余談だが五乙の民は、死ぬ間際の発言を“一人は寂しいよ”と解釈している)
あの五条悟が、頼れる相手として名指しをしたのは11歳下の子供である乙骨憂太。第90話渋谷事変⑧で名前を出した時点では生徒ではなく一人の呪術師として彼を頼っていることになる。
身長は五条悟(190㎝以上)、乙骨憂太(ファンブックの対比表より180cm弱と推測)
設定上、里香ちゃんは成人男性に嫌悪感がある。つまり五条悟のような男である。
乙骨に「がんばれ」というのは祈本里香であり、「おかえり」というのは五条。
乙骨の呪術師としての在り方は五条悟と似ている。
五条も乙骨も周りの人間「だけ」よければいいと思っている節がある。
夏油と対峙した乙骨に、直接五条の口から夏油の話をした描写はないが、節々の発言からくみ取っている可能性はある。
「悟に教わらなかったかい?」
(生徒手帳を受け取った乙骨に対し)「僕の親友だよ、たった一人のね」
以下、ジャンプ本誌の多大なネタバレを含むので未読者の方は閲覧注意
・本誌137話で再登場した乙骨は渋谷事変後の東京に帰還。渋谷事変の途中、虎杖(宿儺)が友人である狗巻の腕を落としたことに激しい怒りを露わにしている。呪術総監部からの通達により虎杖の死刑執行役に任命されたが、その際乙骨は「労う気なんかないんだからさっさと本題に入りましょう」と冷淡に言い放っている。この姿は0巻の五条と上層部とのやり取りに酷似しており、立場的にも五条の後釜のような存在であることが窺える。
139話では新キャラである禅院直哉、虎杖、脹相が激戦を繰り広げんとするさなかに現れるが、虎杖は初対面である乙骨の呪力を「五条先生?!いや もっと不気味な…!!」と発言。五条と間違うほど似たような呪力なのは、やはり血縁者だからだろうか。
・第157話で秤が「術師が術師にするお願いは『一緒に命を懸けてください』が前提」言っていたが、虎杖を含めたほかの生徒のことを任せるというのは、彼と自分は対等だと言外で伝えているようにみえる。五条は彼の強さを認めているし、彼のメンタルの安定感や任務をこなす際の割り切り方や非情さも買っていると思われる。
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??? 原作261話以降のネタバレを含むため注意