概要
紅羽高校で番長を張っているツッパリで、豪放磊落を絵に描いたような快男児。
身長は190センチを越えており、力押しを得意としている。
男らしさにこだわる硬派なツッパリで、子分の谷川安夫や小山太郎から慕われているが、正直者ゆえに駆け引きはあまり得意ではないため周囲からはバカにされてしまうことがしばしばある。
私立軟葉高等学校の三橋貴志とは初対面時から対立関係にありライバル視しているが、基本的には彼に騙されて損をすることが多い。
劇中では馬面と虚仮にされることもあるが、劇中に登場する男ではけっこう二枚目の部類である。ただ、異性に対しては積極的かつ物腰柔らかだが奥手で引っ込み思案な一面があり、しかも傷つきやすいナイーブさもあって事が上手く運ばない。また、諦めも早く赤坂理子に好意を寄せても本人から笑顔で三橋のことを「意外といい人なんだ」って返されれば、自分にまるで見込みがないことを足早に悟ったりしている。また、軽井沢で年上の女性と仲良くなったりもしていたが、いずれも玉砕しているために恋愛が長続きしない、女運がないことを本気で悩んでいた。
しかし北根壊高校のツッパリたちが起こした事件で知り合った森川涼子(後述)と関わる中で互いに惹かれ合うようになり、三橋や伊藤にからかわれ、谷川にまで妬まれる。
連載中の人気投票では2位を獲得しており、伊藤より高かった。そのため、劇中では今井たちが主役の話もけっこう多くなっている。
戦闘において
劇中ではネームドの相手を倒す展開が殆どなく、大抵は噛ませ犬にされる。
ただしニワトリなどケンカではない展開で相手を倒したことはある。
また、実力自体は低い訳ではない…と言うか十分高い方で、作中でも屈指の強豪である開久高校や北根壊高校の不良達複数を相手取って勝利する場面が何度もあり、実質、三橋、伊藤に次ぐ味方側のNo3戦力と言う扱いを受けている(中盤以降は中野と言う強力なライバルが出るが)。
戦闘スタイル
前述したように大柄で頑丈な体格と怪力に任せたパワーファイトと投げ技を得意としており、一般人程度なら軽く投げ飛ばし、自転車も片手で振り上げ、100kg以上の小山も小指を骨折した状態で派手に投げ飛ばしている。
曰く「普通の奴なら10人くらい倒せる」と豪語しているとのこと。
戦歴
〇今井の勝利 △決着つかず ×敗北
△三橋 1巻
いきなり三橋を殴って一発入れる。その後であっという間に三橋に2発入れられて倒れる。だが今井曰く「かゆくもない」そうで、三橋のパンチはあまり効いてなかった。
△三橋 3巻
ムチを使って三橋を圧倒。しかし注目を集めてしまって戦いは中断。その後、三橋から「スーパー不意打ちクラッシュ」をもらうも、瞬時に態勢を立て直す。しかし崖から落ちて大けが。
×相良 5巻
後ろからいきなり相良に角材で殴られる。その後は勝負にならずボコボコにされる。
×智司 5巻
相良にボコボコにされた後に、智司に挑む。しかし喋ってる最終に殴られて2発で倒されてしまう。それでも智司を引き留めるためにズボンのすそを引っ張る。三橋VS智司の最中にケロっと復活した。
×△黒崎 7巻
試合では一方的にボコボコにされる。路上で黒崎を待ち伏せにするも、伊藤に勝負を横取りされる。路上の喧嘩では黒崎に勝てる自信があった模様。
△三橋 8巻
駅のホームで三橋と勝負。今井の攻撃をよけにまわるだけの三橋に一発も当てられないが、逆に三橋の蹴りもかわした。しかし三橋が冗談でしかけた罠にハマって東京行きの列車に飛び込んでしまう。
△三橋 9巻
京都で出会った三橋と喧嘩。互いに殴り合うもギャラリーから「もてない男同志」としてバカにされて戦い中断。三橋と意気投合しそうになるが、一瞬で元通り。
×三橋 9巻
酔っていい人になった三橋をこき使う。しかし頬をちょっと叩いたら、急変して鬼の表情になった三橋にビビる今井。釈明してる最中に強烈アッパーをくらい一方的にボコボコにされる。
×相良 9巻・10巻
いきなり強くなっていた相良の攻撃に反応できず、累計6発ほど殴られてしまう。しかし割と元気。一発殴り返して胸倉をつかんで形成逆転するも、相良に小指に関節技をかけられて壊される。その後は勝負にならずグチャグチャにされてしまう。
〇小山 10巻
小指を負傷してる状態で喧嘩するハメに。思いきり小山の腹を殴るが、まったく効かず。逆にアイアンクローをかけられて気絶しそうになるも、小山を投げ飛ばす。
小山が今井を「自分より強い男」として認めたことで懐かれ和解する。しかし小山の方はまだまだ余力があったため戦い続けていたらかなり危なかった。
△中野 13巻
一方的に難癖つけて中野に殴りかかるも強烈なカウンターをもらう。手強いと判断して自転車を持ち上げて襲い掛かるが、ペダルが自分の後頭部に激突して自滅。
〇矢坂 19巻
襲いかかってきた矢坂を圧倒。完全勝利。
△隆夫 19巻
パンチをあっさりよけられて、逆に強烈な蹴りを腹部にもらう。内心でちょっと焦った今井だが、堪えて隆夫を投げ飛ばす。しかしその後3対1になったために決着はつかず。
×大嶽 22巻
喋ってる最中にいきなり大嶽に蹴られて吹っ飛ばされる。鞄を大嶽の頭に当てて引き留めるが、その後で殴られて気絶した模様。ただ本人は「不意をつかれただけ」と判断している。
×北山 37巻
左手しか使っていない北山に完全敗北。タフさで相当粘るも、なにもできず。三橋曰く「腕力大王の今井じゃちょっとキツイ」相手だった模様。
関連イラスト
余談
ちなみに森川涼子は『今日からあたしゃ!!』という読切作品に登場したヒロインであり、同作にはカメオ出演である(同作では、今日俺とは逆に、顔立ちの良いライバル同氏の、元ツッパリ2人が、普通の恋人が欲しいために清純派に生まれ変わるという趣向なのだが、ライバルはうまくいったのに、自分はというと片想いの相手に距離を置かれる羽目になり再びグレるという、悲惨なオチを迎えていた)。
関連タグ
権田二毛作…今日俺より前に「少年キング」で連載されていた吉田聡原作のヤンキー漫画『湘南爆走族』の登場人物。主人公を一方的にライバル視し、普段は抜けた所もあるがいざという時は強く男前な所を見せるリーダー格という点で今井と共通する点がある。OVA版では声優も今井と同じく屋良が担当している。